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32(北山side) ページ32

「あの...」



海から出発して5分くらい経った時に話しかけてくれたAちゃん。



「やっぱり、CDショップで降ろして頂ければ大丈夫です。」



そう言えば俺たちのCD買うって言ってたな。
俺でも忘れちゃってたわ笑



北「ん。分かった。」



とりあえず二階堂の家の近くのCDが売ってるお店に向かう。



北「二階堂の家とどれくらい近いの?」



「二階堂さんの家を詳しくは分からないんですけど、この前は同じところでタクシー降りたので歩ける距離だと思います。」




北「へー。すごく近いんだね。」



正直、二階堂が羨ましい。
あの二階堂がタクシー降りて歩くなんてよっぽど近いってことだろ?



なんだかんだでCDショップに着いてしまう。



「ありがとうございました。楽しかったです。」



なんて完全にここでお別れモードのAちゃん。
いやいや、せっかくなら家まで送りたいじゃん。



北「待ってるから、ゆっくり見ておいで」



「でも、ここから歩いて帰れますよ?」



前々から思ってたけどAちゃんは女の子という自覚があるのだろうか。
電車で帰れる、とか、歩いて帰れる、とか。



北「こんな時間に1人で出歩くなんて危ないからダメ。待ってるから。」



申し訳なさそうにお店に入っていった姿を見ながら、宮田にAちゃんの危機感のなさを注意して貰おうと思った。



そもそも宮田が家まで送り届けて来なかったのも原因だと思ってるよ俺は。

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とも(プロフ) - 病系でも大丈夫ですか? (2019年9月15日 7時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - こんばんは!いつも楽しみにしてます!リクエスト大丈夫ですか? (2019年9月14日 23時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:北山 りん | 作成日時:2019年9月6日 23時

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