光

２６(あなたside) ページ26

｢俊くんの声だけ...？｣


北｢そう。宮田のソロ曲。Kis-My-Ft2の曲とか聞いたことある？｣


｢ないです...｣



北｢俺、曲作ったりしてるんだけどAちゃんにも聴いて欲しいな〜｣



アイドルは曲作りもするんだ...
やっぱ恋愛ソングなんだろうか。



｢聴いてみたいです。｣



心の底からそう思った。



北｢そう言って貰えて嬉しい。｣



本当に嬉しそうにそう言う北山さん。



北山さんはきっと自分の魅せ方を分かってるんだろうな。
運転してる姿はかっこいいのに、笑って向けてくれる笑顔は優しくてかっこよくて、それなのに反応とか言葉は可愛い。




北山さんがCDとかあげるよって言ってくれたけどそれはお断りして、今日の帰りに買うことにした。



北｢ここだよ｣



北山さんの連れてきてくれたホルモン屋さんは、私が行ってみたかったホルモン屋さんでは無かったけど、好きな雰囲気。



綺麗な新しいお店とかより古くて言い方はアレだけどちょっと汚いくらいが私は好き。
というか、見るからに美味しそうな感じ。




北｢ここね、美味しいんだけど目立つ場所じゃないから若いお客さん少なくて行きやすいんだ〜｣



そっか、北山さんはバレるわけにはいかないから行けるお店も限られてくるのか。




先に入った北山さんに続いてお店に入る。

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