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分からない ページ6

雫視点


僕は女を斬った

此奴が小陽リーダーをコロシタカラ

赤い血が目線に入る

目線を上げた

そこに居るのは女の筈だったのに

「…兄さん」

白露「雫…お前は狼だろ?
狼は仲間の仇は打たないんじゃないのか?」

僕の本体は兄さんの二の腕に入った様だ

「確かにそうだね
だけど限度ってものがある。
番だって相手が殺されたらそいつを探して噛み殺す」

白「だが小陽の長はお前と番じゃないだろ?」

「僕にとってそれ位大切な人なんだ…」

白「…お前は狼で仇は打たない。
だから……………………………オレガウッテヤル」

ガンッ

「?!」ドサ

鞘尻で頭を叩かれた?!

燭「雫ちゃん!」

みっちゃんの声が聞こえる

でも、それどころじゃない

僕が見たのは

不適に笑った兄さんで


黒い霊力を…纏っていた

「兄…さ、ん…」

手を伸ばしてもいつもの様には握ってくれなかった…

女の正体→←闇



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作者名:翠扇 | 作成日時:2022年3月30日 2時

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