潜れ!本丸地下! ページ37
母屋から少し離れた所にある小さな小屋
そこにあるのは今まで鶴丸が使った驚きグッズ達
鶴丸が使っている部屋には入り切らなくなって急遽作ることになった小屋だ
だが簡単な作りなので隙間風は普通に入ってくるし、虫も普通に出る
だから好んで近づく者は居ない
その為掃除もそこまで行き届いていない
埃は積もっているし、蜘蛛の巣も張られている
『今度掃除しなきゃだな…』
博多「そげん事は今どげんでんよかばい」
今剣「まずはみんなをみつけることゆうせんです!!」
秋田「これが解決したらみんなで掃除しましょう!」
後藤「ちょっ!静かにしろ!バレちまうだろ!!」(小声)
みんな急いで口を塞ぎバレていないか息を潜め近くの気配を探る
だがこちらに近付く気配は察知出来なかった。
皆安心し安堵の溜息を漏らす
そして皆視線を今剣の足元に落とす
そこには他の床板と何ら変わり無い床板があるだけ
少し違うのは端に人の指一本が入りそうな穴があることだけだろうか
その穴に今剣は人差し指を差し込み、上に上げる
そうすると周りの板も一緒に持ち上がる。
丁度成人男性一人余裕で通れそうな穴が板の下から出てきた
そこが今まで見つからなかった鶴丸の秘密通路の入り口なのだ。
『…よしっ行くぞ…!』
短刀「はい…!」
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作者名:翠扇 | 作成日時:2022年3月30日 2時