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続き ページ34

小陽「大丈夫?
  蓬莱ちゃん?」
『っあ、ははい大丈夫です』

今はそんなことよりも早く帰ることを考えなければ

『鍵はどうなったのでしょうか?』
小陽「一応今上に掛け合って外すよう言ってもらってるらしいわ。
 でも変よね、蓬莱ちゃんの本丸はブラック本丸じゃないし…」
誰かが他の本丸と間違えて掛けてしまったのだろうか?
だが私達の本丸は其々間違い難いパスワードが有る
それなのに間違えるだろうか?

…やはり分からない
本丸に何か有ったのだろうか?
見習いが何かしでかしたのだろうか?

山国「主、そちらの本丸の鍵が外れたようだ」
小陽「あら、思ったより早いわね
  もう少し蓬莱ちゃんと居られると思ったんだけど…」
『宜しければ今度はこちらの本丸にお越しください
 小陽さんでしたら大歓迎です!』

皆も喜ぶだろうし特に短刀たちが

小陽「ならまた今度そちらにお伺いするわ!
  ふふ、手土産は何処のが良いかしら?」
山国「主考えるのが早すぎだ」
『では私達は本丸に帰らさせていただきます
 このお礼はまた今度お渡しします』
小陽「ふふお礼なんて要らないわ。
  また連絡頂戴ね」
『では…』

ゲートを通り本丸へと続く道を歩く

乱 「楽しかった〜♪」
毛利「あちらの小さい子もキャワワでした…♡」
博田「毛利兄しゃん顔がえずかばい…」(顔が怖いよ…)
今剣「あっちのいわとーしはよわかったです!!」
五虎「お花畑、綺麗でした…!」
秋田「また行きたいです!」
後藤「あっちのチビ達はまだ極めてないんだな」
包丁「あの本丸は大体が和菓子だったな〜
  多分手土産も和菓子だと俺は思う!」
後藤「何推測してるんだ…(⁠-⁠_⁠-⁠;⁠)」

そんな他愛ない会話をしているうちに着いた本丸のゲート
だが何だか…

後藤「なんか嫌な気が漂ってるな…」
今剣「あのみならいのれいりょくがながれでてますね…」
乱 「鳥肌立っちゃった…」
博田「嫌な予感しかしぇん」
虎 「ガルルルル…!」
五虎「あわわ…!虎さん落ち着いて!」
秋田「ぼ僕怖くなってきちゃいました…」
毛利「何かあったとしか思えませんね」
包丁「あ主〜!」ギュッ

包丁が抱き着いてきたと同時にゲートが開いた
まるで【入れ】と言わんばかりに

『…行くよ』

包丁と五虎退の手を握り本丸内に入る


だがこんなに本丸が酷くなっているとは…

幸せは止まり不幸が走ってくる→←本丸に帰還



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作者名:翠扇 | 作成日時:2022年3月30日 2時

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