僕の本丸ブラック潰し！！２ (ページ18)

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目覚めてページ18

瞼の向う側が明るい

目を開けると俺の側に小陽の長が居た

小陽「白露!目が覚めたのね」

『小陽の長…』

小陽「ごめんね、置いていってしまって…」

『いや、そのことはもうどうでもいいんだ。
それよりも何故生きてるんだ?あの女に殺されたんじゃ…?』

小陽「それは…

小陽視点

過去

『雫は山に行っているし、白露は政府に行ってるし…どうしようか…』

ポンッ

こ「審神者様〜!
　お願いがあります!」

『あらこんちゃん。どうしたの〜?』

こ「脱出のことですが…どうしても難しく、あの…」

『…大丈夫よ～、だから言ってみなさい?』

こ「は、はい…あの政府に仮死化出来る薬が有るのですが、それを飲んで死んだように見せかけて
　この本丸を出るのです。
　それなら役人も疑われず入れますし、小陽様も安全にここから逃げれます。」

『けど白露と雫は?
二人はどうなるの?』

こ「残念ですがお二人が急に居なくなられては不審に思われます。
　ですので…」

『おいていくしか無いってことね…』

こ「そういうことです…」

『………いいわ、その薬、貰える?』

こ「良いのですか?!」

『ええ、心苦しいけれど…………あの二人はそう簡単には折れないわ。
　だって、私の守刀なんですから』

こ「では…此方に成ります。
　三錠飲めば大丈夫です。」

『ありがとう…』ｺﾞｸｯ
『んぐっ!』

こ「大丈夫ですか小陽様!今すぐ水を持ってきます!」ﾀｯﾀｯ

目の前がグラグラしている
苦しい

見「あら小陽さん。大丈夫ですかぁ?」ｸﾞｯ

いつの間にか居た見習いに前髪を掴まれる

見「まぁ殺す手間が省けるんですけどね」

ｶﾞﾝｯ

叩かれると同時に私は血反吐を吐いて倒れてしまった。

次に目が覚めると審神者専用の病院だった。

〜回想終了〜

『というかんじかしら〜?』

幸いたんこぶが出来たくらいで命に別状は無かった
退院後はまた本丸を持った

みんな良い子で、けどこの幸せも壊れるのかと思うと怖くなった。
ある日審神者新聞にブラック潰しの本丸があると知った。

名前は載ってなかった。
けれど私の昔の本丸の名前…いや見習いの本丸の名前が載っていた

ブラック本丸が敵襲に会い、そこから刀剣達を救ったと、
みんな無事だと、色んなことが書いてあった。

一番先に浮かんだのは白露
さよならも言えなかった。
雫は泣いてるかもしれない。

不安でたまらなかった

その新聞が出てから数カ月後
懐かしい影を見つけた