続き ページ15
小陽視点
私は椿さんの第三部隊と小狐丸、五虎退そして私の山姥と戦地を駆け抜ける。
と言っても私の脚は動かないから銀狼に乗せてもらってるのだけども…
雫「後もう少し…!」
五虎「白露さんの気配が近いです…!」
戦場を走り抜け、どうにか白露近くの隠れポイントに着いた。
山国「ここで後の者を待つぞ」
雫「僕は近くの敵を倒してくる」
燭台「待って、ちゃんとここで大人しく皆を待つんだ」
燭台切さんが雫の腕を掴んでこの場所から離れるのを止めている。
確かに今別の敵と戦い怪我を負うとこの作戦が上手くいくかは分からない。
『雫、燭台切さんの言うとおりだよ。今怪我して動けなくなったら白露を戻せないかもしれない
君が、雫が今回の作戦の軸なんだよ…』
雫「小陽リーダー…分かった。我慢する…」
雫はぺたりと地面に座った。
数分して第一部隊と合流しとうとう作戦が始まる
『よし、雫行くよ』
雫「分かった」
私達は物陰に隠れながらソロソロと白露に近づく。(と言ってもまだ銀狼に乗ってるけども…)
あと数歩近づけば白露の射程距離に入るところで止まる
第一部隊の人達は白露の後ろに周る。
後は第二部隊の合図が来れば始まる…
五虎「…来ました!火矢です…!」
燭台「銀狼君!」
銀狼「ワゥル!」ダッダッ
銀狼に跨りながら白露の前に出る
雫「銀狼跳ね返った銃弾が来るよ!」
ガキンッガキンッ
雫「そのままあの影に隠れながら進んで!」
雫の指示に従いながらどんどん白露に近付いていく。
椿「今だ!!」
少し上から椿の声と第二部隊の馬の足音が聞こえる
できる限りの声音で…
あの子に届く声音で!!
『この審神者不幸者〜!!』
君を助けるためならばどんなことも頑張るよ
だから…白露、また一緒に散歩でもしよう…?
49人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:翠扇 | 作成日時:2022年3月30日 2時