【銀魂】先天性ブラックシンドローム・続

ヘビーなガールズトーク ページ10

志村家の台所。

ついさっき食事をとらせ終わった。


今は3人を布団に残し,
妙さんと一緒に食器を片付けている最中である






「それにしても、どうしたのかしらね。
途中から皆意識がなかった気がするんだけど」

「きっと昇天しちゃったんですよ」
「なるほど」





冷たい水に手を浸し、皿をスポンジでこする。

定型的な作業の合間、妙さんが口を開いた









「Aさんは、銀さんと付き合ってやがる
んですよね」

「ええ、まあ不本意ながら」





・・・あれ。ちょっと憎しみがこもってた
気がする。言葉の裏に死ねコラって
言われた気がする。

水の音に紛れて呪詛かけられてそうな気がする



・・・この女は、共鳴できる反面危険である。









「でも、いいんですか？あんなマダオで。
Aさんならもっといい人見つかりますよ。
何より身辺でイチャコラされたら消してしまい
たくなるんですもの」

「・・はっきり言ったわね。後者が本音よね」







低い声で吐き捨てる妙さんは、カップルと
よばれるそれに何か恨みでもあるのだろうか。


確かにこの人さっきまで繰り広げられていた私
と銀時さんの攻防をみてスプーンをへし折って
いたけれど。それは何？リア充爆発しろ的な
メッセージだったということかしら







「ーーーで？どこまで行ったんですか」

「え？」





続いて聞こえてきた質問に
首を傾げていれば。







「【自主規制】の感想を聞かせてって言ってる
んです。所謂ガールズトークですよ」

「・・ガールズトークというには話題がヘビー
過ぎないかしら」





というか大前提に。









「・・・・・大体ね、
まだそこまで行ってないから、私たち」







ーーーー・・しばしの沈黙。

蛇口から流れる水の音だけを聞いていれば。








.









「・・・・・チッ、」
「今舌打ちした妙さん？」





待って。まだキス段階であるというのは
何かおかしいことなのか。

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