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俺は短刀たちに指示をしながら鶴丸と話して居ると三日月がお茶と和菓子を持って現れた。
乱「三日月さん！」
三日月「おー庭園作りか」
土方「三日月…暇だから来たんだろ？」
三日月「バレたか」
土方「五虎退たち…今日は休んで良いぞ」
俺はあるものを取り出す。
土方「これ、好きに使え」
薬研「こんな大金…」
土方「お前たちの兄に何か贈り物をしたいと聞いたからな…庭園が完成したらお前たちの望むものが叶えてやれるくらいはしてやるよ」
厚「本当か！ありがとう！」
粟田口短刀は部屋を出ていった。
三日月「俺の部屋の前まで頼んだのか？」
土方「あぁ…お前が暇にならねぇようにな」
鶴丸「わざと庭園を作るようにしたのか…手入れをさせるために」
土方「そうだ」
俺がお茶を飲みながら言うと三日月が遣られたなと顔をしながらお茶を飲んでいた。
鶴丸「やっぱり、あんたらと居ると楽しいぜ！」
こいつは…めんどくさいやつだ、と俺は思った。
三日月「大対連…今後はどうする気だ？主が居ても何時まで持つか…」
土方「宛があるとは言えねぇが遣ってみる価値がある…内緒だかな」
鶴丸「さて、俺は風呂に入って寝るかな…成果が出たら教えてくれよ」
鶴丸は歩行っていた。
三日月「さようか…では、俺も風呂に行くか」
三日月は空になった湯飲みとお盆を持って去った。
俺は三日月が居なくなったことを確認してから部屋の奥に入った。
土方「雅人…聞こえてるなら返事してくれ」
雅人「何？」
土方「この本丸は確かに人を信頼できないだろうな…だが、俺だけでは何時まで持つかは分からねぇ…どうにかならねぇか？」
雅人「君に子供が居たでしょ？」
土方「赤ん坊だったがな…」
俺には千鶴との間に子供が居たが俺は子供が産まれてすぐに死んだ。
雅人「実はね…千鶴さんは病死したんだ」
土方「！？」
信じられない…何でだよ。
雅人「君たちはバレないように暮らしていたから子供が一人になったんだよ…今は僕が保護してる」
土方「まさか…」
雅人は頷く。
雅人「この本丸の主を勤めさせるんだ。それに父親と言えずとも君の手で千鶴さんの分まで育ててあげれるしね」
土方「…だが…」
雅人「子供の名前は千鶴さんの千に君の歳で"千歳"ちゃんだよ」
土方「明日…本丸の庭に…千歳を頼む」
俺は雅人に頭を下げる。
雅人「！？頭を上げて！」
土方「俺には実の子供を産まれたときにしか見ることができなかった…でも、見ることが叶う…千鶴の分も育ててやるつもりだ」
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作者名：千歳 x他1人 | 作成日時：2019年7月11日 6時
