第58話 ページ10
《それで、怪我はしていないか。》
『はい、相手の長い爪が掠った位ですよ。』
《Aちゃん無事か！？そない事する奴ら許せへん！》
《毛利、落ち着け。》
氷帝大に行ってから、この2人の先輩とはよく連絡も取るし遊びに行ったりするようになった。
何か、大きな兄が2人できた気分だ。
ちなみに、テニスのルールを教えてくれたのもこの2人である。
《もし何かあれば、俺が精神を支配してやる。》
《
『大丈夫ですよ。もう終わりにしてきます。』 《《………》》
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「あれ、こっちにもいない…」
「どうしたんだい、赤也。」
「あ、幸村部長。A先輩見ませんでした？」
「帝統さん？…そういえば、この時間はいつもいるのにいないね。」
「白石部長、うちの所の雌豚もいないっすよ。」
その場にいた者達は静かになる。
恐らく、誰もが思っている事は同じだろう。
その時、丁度入って来た河村が手塚に声をかけた。
「みんな、どうかしたの？」
「河村、帝統を見なかったか。」
「ああ、此処に来る途中に他のマネージャーさん達と外に向かう所を見えたよ。」
「…跡部。」
「ああ、行くぞ。」
跡部に続き、殆どの者達が席から立ち上がりその後に続く。
幸村は柳を見た。
「帝統達が建物内の倉庫にいる確率100％」
「あいつら許せねぇー！！！」
「落ち着け、赤也。黙ってろい、バレる。」
そう言って切原を落ち着かせる丸井とジャッカル。
そう言えばと仁王が口を開いた。
「帝統さん、もう我慢の限界とか言っとったぜよ。」
「成程…我慢の限界、か。俺の推測では今日の筈では無かったのだがな。」
「おい、貴様らだけで話を進めるんじゃねーよ。どういう事か説明をしろ。」
立海だけで話をするので、他の学校の者達は何の話をしているのか分かっていなかった。
だが、何となく分かりかけている者達もいる。
「…昨日、帝統先輩が自分は短気だと言っていました。」
「…おい日吉、まさか…」
「日吉と海堂に自分で言ったんだ。」
「帝統が本気で怒っている確率100％…跡部も手塚も、言いたい事は分かる。だから、これから自分の目で確かめるといい。」
倉庫に近付いて来たので、急ぎ足が段々と遅くなり、気配を消しながら距離を縮めた。
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こころ(プロフ) - 面白くて非凡人シリーズ全部見てます。更新楽しみにしてます。 (2022年9月6日 3時) (
レス) @page27 id: eb962bcdd2 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (2021年4月24日 14時) (レス) id: 979a4f7246 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - えっ神ですか､好きです!更新応援してます!! (2021年3月17日 19時) (レス) id: a571740452 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - 面白くて何回も読み返してます！帝統ちゃんと寿三郎先輩の絡み好きです。更新頑張ってください (2021年2月6日 9時) (レス) id: 979a4f7246 (このIDを非表示/違反報告)
金糸雀 - 帝統ちゃんの性格やその他もろもろ大好きです！お話しの内容も面白くて最高です！大変でしょうが、更新頑張ってください！！ (2021年1月15日 3時) (レス) id: 23f2dced37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUGI
| 作成日時：2020年5月12日 17時
