黒服のＷＥＳＴくん 2

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Aside


のんちゃんはいつも私にあったことを分かってくれる。なんも言わんでも、気づいてくれる。




小瀧「そっかぁ……」



話を黙って聞いててくれたのんちゃん。


貴『私なんか悪いことしたかなぁ……』




思い当たる節なんか一つもない。





小瀧「それは難しいな…藤井…か」





貴『でもな、１個だけ言えることがあるねん。神山君が怒ったのは藤井さんに会った時。てことは藤井さんのこと嫌い？なんかなぁ』





小瀧「A？今から話すこと落ち着いてきいてな？」



のんちゃんが真剣な顔でこっちを見てきた。




貴『なに……？』





小瀧「藤井…いや流星は俺の元同期やねん。」




同期……？のんちゃんの？




小瀧「俺達は同じ店VIVIDって所で働いてた。でもある日流星があるキャストのことをほかの店に売ってん。」




貴『売った？』





小瀧「そう。まぁほかの店に移動？させたってことや。」





小瀧「その上先輩の黒服の事も殴って、当然クビになった。」




そんな…藤井さんに限ってそんなことないはずやん…




貴『でも藤井さんは優しい人やで？絡まれてる私を助けてくれてん。』




小瀧「そんなん俺も知ってるよ？でもなやったって言う事実は変わらんかった。」




小瀧「クビになってからは会ってないけど悪い噂しか聞かへんようになった。」





悪い噂なんて……ただの噂やん。





小瀧「それが神山の耳にはいったんちゃうか？それでAと流星が一緒におるところみて守らなあかん。って…」





貴『私の……ため…』






小瀧「神山もどう表現してええか分からんくて、そうなったんとちゃうか？」




神ちゃんは私を守ろうとしてくれたん…？





小瀧「まぁ、そこまで怒る神山も神山やけどなぁ〜」





貴『私神ちゃんに謝らな…守ろうとしてくれた…それやのに私…』





小瀧「ん……行ってくるか？神山の所」




貴『ありがとう……のんちゃん！』



のんちゃんのおかげで私はほんまの事知ることが出来たし神ちゃんの気持ちも分かった。




小瀧「A、行ってらっしゃい〜」




ありがとうな？のんちゃん？

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