黒服のＷＥＳＴくん 2

取引 ページ47

Aside



貴『おはようございま……』



いつものようにRainbowに出勤するとフロアには意外な人物がおった。



貴『の……のんちゃん……』




小瀧「……」



話しかけるとこちらを向いた望。




貴『4日間もどこいってたん？！心配したんやで？！でも無事でよかった……』




小瀧「……」



貴『のんちゃん……？どしたん？何か言ってよ』




おかしい。私がいくら話しかけても反応してくれへん。いつもやったら楽しく喋るのに。


萩花「小瀧くん！」



私の後ろで萩花さんの声がした。
それを見た望は今まで私に向けていた笑顔を萩花さんに向けて私の横を通り過ぎていった。




萩花「あぁ〜笑笑ごめんね？小瀧くんとお話中やった？」




貴『いや……あの……』




萩花「でも、ごめんな？今日から小瀧くん、私の専属黒服やからさ？」



萩花さんは今までに見せたことない冷たい顔で言い放ち望とともに去っていった。




貴『望……どうしたんやろ』




開店してから何度か望とすれ違ったり関わる機会があった。いつもなら目で合図したり少し話したりするのに今日は何もなし。というか避けられてる。




貴『のんちゃ……』



萩花「小瀧くん！」


小瀧「はい？」





私はだんだん不安になってきた……。
嫌われたんじゃないか？なにかしたんじゃないか？



貴『のんちゃん……』




でも今は少なくなったのキャストの分もはたらくことに頭を切り替えた。





小瀧「ごめんな……」

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