黒服のＷＥＳＴくん 2

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藤井side


前に会ったAちゃん元気にしてるかなぁ〜？


なんて思いながら仕事をする。



藤井(今日は早上がりやし…好きなことしよ〜)



時間が来たので上がらせてもらうことに




ピロリロリン〜♪


着替えていると同期からのメールだ。



【なんかここら辺をドレス姿の女の子が泣きながら走ってるらしい笑笑】



画像付きで送られてきたそのメール。画像をタップすると……




藤井「A……ちゃん？！」



そこに写っていたのはまさにAちゃん。


向かっている方向を聞き出し先回りして待ってみる。



貴『はぁ……うぅ〜』泣


予想的中。泣きながら歩いてくるAちゃんを発見。


藤井「よっ！また会ったなぁ」



振り向いたAちゃんの顔は涙でぐしゃぐしゃ。
とにかく何があったか俺の働く店で聞くことに。




dreamにて……



貴『お、お邪魔します……』



藤井「そんなかしこまらんでも！勝手口からでごめんな〜？」


正面から入ったら勘違いされかねないので勝手口から黒服待機へ。



ここなら今日は誰も入ってこえへんはず。





藤井「で？なんで…その…泣きながら歩いとったんや？今仕事中ちゃうんか？」



貴『……』




これは結構深刻そうやなぁ〜



藤井「Aちゃんが話したいところからでええで？ゆっくりゆっくり話してみ？」




俺がAちゃんに優しく話しかけると目に涙を溜めながらゆっくりと口を開いた。

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