黒服のＷＥＳＴくん 2

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藤井side


次の日俺はいつも通り店に向かった。






藤井「はよ……ごさいます。」




俺はキャスト、黒服に挨拶をした。もちろんあの先輩黒服にも。




キャスト「りりかちゃん……どーやった？」





俺は伝えようとした。けど……




先輩黒服「りりかさん心配やねぇ〜笑笑」




その言葉に俺は我慢出来なくなった。





藤井「お前のせい……」




先輩黒服「ん？藤井くん？」






藤井「お前のせいで……お前がりりかに付きまとったりするからあいつはここにこられへんくなったんや！」





先輩黒服「藤井くん笑笑それは勘違いだよ。僕がりりかに付きまとわれていたんだ。それなのにあのおんな……」





は？お前が付きまとったくせに。都合が悪くなればりりかのせいにするんか？





藤井「おらぁ！」





俺は思わず手が出てしまった……




先輩黒服「なに……すんだよ！」




俺とその黒服は殴り合いになった。





同期の黒服に押さえられやっと収まり、もちろん俺はクビになった。






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藤井「望？俺にはそう言う過去がある……。」




小瀧「流星……」




小瀧「その……りりかさん？は今元気か？仕事行けてるか？」




藤井「おん。行けてる。俺はその黒服のことを殴ったのは後悔してへんし、むしろ良かったと思う。」





俺は望に何を言われようとこの気持ちは曲げへんつもりやった。




小瀧「俺……俺も流星とおんなじことしてたと思うで？」


望はそんな言葉を掛けてくれた。





藤井「けど……殴ったことは変わらんしどこからの噂か知らんけどりりかの事……売ったってなってるんやろ？」




小瀧「流星は流星や。誰に何を言われようと俺は流星を信じる。それでええやろ？」




俺は久しぶりに見た望のなんの裏もない笑顔に涙がこぼれそうになった……

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