JW メンバーにならへんか 6 (ページ9)

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Aside

貴「おはよ…うわ！」

楽屋に入ろうとすると、向こう側からも扉が開き勢いよく神ちゃんが出ていった。

藤井「あ、おはよ。」

楽屋は重苦しい雰囲気に包まれてて、いつもの明るい楽屋じゃなかった。

貴「神ちゃんどーしたん?」

重岡「チッ…」

私の質問には誰も答えず、しげが舌打ちをして楽屋から出ていった。

貴「え〜…」

これってやっぱり喧嘩やんなぁ…

小瀧「まぁ座り」

私はみんなのあいだを飛び越えて、望と流星の間にちっちゃく三角座りをした。

貴「神ちゃんとしげなんかあった?」

私がそう聞くと望が答えた。

小瀧「いや、ちょっとあったらしいで〜笑普段喧嘩せんのに珍しいなぁ笑」

貴「そーなんや…心配やなぁ」

小瀧「ほんまにしんぱ…」

望と話してる時やった。

藤井「お前のせいやろ?」

隣にいた流星が口を開いた。

小瀧「は?」

藤井「だから、お前が余計な事言ったからやろ？それやのに何が、珍しいなぁやねん。」

まもなく、私を挟んでの言い合いが始まった。

小瀧「いやいや、なんで俺のせいなん？喧嘩したのあの二人やん。」

藤井「どっからどう見てもお前が悪い。」

2人が喧嘩してるのに誰求めようとせん。
だんだんヒートアップしてきた2人の言い合い。

貴「いや…ちょ、やめな…」

小瀧「流星になんで言われなあかんねん笑」

藤井「は？何笑ってんねん」

2人は立ち上がり、胸ぐらを掴み始めた。

貴「ちょ、ほんまにやめなあかんて…」

ここでやっと止めに入ったのが照史くんやった。

桐山「2人ともやめや。Aの顔見ろ。」

その声で2人とも私の顔をちらっと見て、喧嘩をやめた。

小瀧「A…ごめん。」

貴「…」

何とも言えない雰囲気に耐えきれなくなり、私は楽屋をあとにした。