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「嫌や‥Aが可愛すぎて辛い」
『はいはい。あ、そうや。私な明日から東京行くねん』
新しくやる映画の撮影が東京でやる事に決まって、流石に主演ではないけれどそこそこ重要な役をやらせて貰う。
やから、当分は東京でのホテル生活。
雑誌やラジオの撮影はほぼ入っとらんから丁度ええかなって。
新幹線使えばすぐに帰ってこれると思うし、特に支障は起こしそうにない。
‥私は、大丈夫やと思うけど。
「え〜嫌やぁ、」
『嫌言われても仕事やもん』
「俺も東京行く」
『アホか。雑誌の撮影とかは戻ってくるから永遠に離ればなれになるわけちゃうから』
大毅の方が1つ上なのに、こういう時になると突然年下になっちゃって「嫌だ」と駄々をこねる。
私だって大毅がドラマの出演決まって大阪離れちゃった時とか、すごく寂しかったんよ?
電話しても繋がらへんしメッセージ入れても返ってくるのは2日後とかやったし。
『‥今日は、満足するまでしていいから』
「‥え」
『分かりにくい所やったら、付けてもええよ?』
行為の時、いつも大毅は跡を付けようとする。
表に出る者としてソレがばれたらおしまいやから、いつもはダメだって言ってた。
繫ぎ止めるとかそんなんやないけれど、離れても大毅を感じてたい。‥私ってば、重たい。
普段は好きとか言葉に表わさないけれど好きな気持ちは勿論あるから、記念日だし、今日だけは甘えよ。
「‥文句言わへん?」
『大毅の私の扱いによる』
「‥‥加減出来ひんかも」
軽々しく私を持ち上げた彼はそのままベッドに向かう。
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おデコに張り付いた前髪を退かしながら彼は私を快感へと追い詰める。
漏れる吐息と動くたび軋むベッドの音。
チクリと、優しい痛みがしたのは胸の部分と絶対誰にも分からないような秘部の辺り。
『んっ‥、ぁ』
「A‥っ、」
私も、と大毅の胸あたりにきつく吸い付いた。
付いた紅い印は綺麗に付いて嬉しくなった。
初めてしたそれに大毅は嬉しがってくれて、降ってくるキスはどれも甘い。
翌朝、大毅に見送られながら新幹線に乗り込む。
ほんの少しの、遠距離恋愛が始まった。
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ぴぴ(プロフ) - Miyu??さん» ラッキーセブンですね!(?)気に入って頂けて嬉しく思います、!ありがとうございます!! (2018年12月11日 8時) (レス) id: ce4964a3f3 (このIDを非表示/違反報告)
Miyu??(プロフ) - この作品のお気に入り登録者777人おめでとうございます! WESTの人数が並んでたのでついついコメントしちゃいました!この作品の大好きです !応援してます ! (2018年12月9日 1時) (レス) id: e3a5409365 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴ(プロフ) - カフェオレさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです!! (2018年12月5日 22時) (レス) id: ce4964a3f3 (このIDを非表示/違反報告)
カフェオレ(プロフ) - 展開が全く読めなくてほんとに更新されるのが楽しみです!応援してます! (2018年12月5日 18時) (レス) id: 48d51abbe2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴ(プロフ) - リンさん» コメントありがとうございます!!そう言って頂けて嬉しい限りです〜あともう少ししたら終わりますけど、楽しんで頂けたら幸いです! (2018年12月4日 0時) (レス) id: ce4964a3f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴぴ | 作成日時:2018年10月20日 17時