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「A髪乾かしたるからおいで」
『うん、』
夜は冷えるのに上半身裸で出てきた大毅
空になったアイスを捨てソファの前に腰掛け脚の間に座った。
ドライヤーの温かい風と乾かしてくれてる手が心地良くて、気持ち悪さは減っていく。
「アイス食う前に乾かさな風邪引くで？」
『そん時は大毅が看病してくれるやん』
「まーするけどさ」
ドライヤーの音が止まりお礼を言おうと大毅の方を振り向くと、くしゃっと頭を撫でられその場から離れていく。
‥なんかやだ。いつもと違う。
いつもなら抱きしめてくれてたのに、
洗面台の方に向かう後ろ姿を見ることしか出来んくて、ソファに丸まった。
「A、先寝てええよ」
『あ、うん‥大毅は？』
「俺はええから。な？疲れとるんやから早よ寝んとあかんで」
寝室に誘導され、仕方なくベッドに潜り込んだ。
‥冷たいベッドは中々眠りにつけんくて、寝返りを繰り返してるとドアの開く音がして咄嗟に目を瞑る。
ベッドが軋みふわりと香る大毅の匂い
ツンツン、と鼻をいじってきて目を開けそうになったけど我慢。
軽く触れた口先はじんわりと熱を帯びてきて恥ずかしくなり反対側を向いた。
すると後ろから抱き寄せられ少し暑苦しい。
やけど、今はこれが丁度いい。
もう一度体を向き直し、大毅の胸の中で眠りについた。
・
夜中、急に寒くなって目が覚めた。
周りを見てみれば大毅の姿はなくて開いてた寝室のドアから灯りが漏れてきてる。
冷たいフローリングを歩き灯りの元に行くと忙しく家を出て行こうとする姿が目に入った。
『なに、してるん？』
「ごめんなちょっと出掛けてくる」
『こんな時間に？何しに行くん』
「言われへん‥でも、明日の仕事までには帰ってくるから、おやすみ」
何も言えないまま、彼は外に飛び出ていった。
翌朝、心配でよく眠れなかったけどいつものように明るく楽屋に入ってきた。
おはよう、
と声をかけたけれど「昨日どこ行ってたん？」の言葉は大毅から香る知らない匂いに止められた。
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ぴぴ(プロフ) - Miyu??さん» ラッキーセブンですね！（？）気に入って頂けて嬉しく思います、！ありがとうございます！！ (2018年12月11日 8時) (
レス) id: ce4964a3f3 (このIDを非表示/違反報告)
Miyu??(プロフ) - この作品のお気に入り登録者777人おめでとうございます！ WESTの人数が並んでたのでついついコメントしちゃいました！この作品の大好きです ！応援してます ！ (2018年12月9日 1時) (レス) id: e3a5409365 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴ(プロフ) - カフェオレさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！！ (2018年12月5日 22時) (レス) id: ce4964a3f3 (このIDを非表示/違反報告)
カフェオレ(プロフ) - 展開が全く読めなくてほんとに更新されるのが楽しみです！応援してます！ (2018年12月5日 18時) (レス) id: 48d51abbe2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴ(プロフ) - リンさん» コメントありがとうございます！！そう言って頂けて嬉しい限りです〜あともう少ししたら終わりますけど、楽しんで頂けたら幸いです！ (2018年12月4日 0時) (レス) id: ce4964a3f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴぴ | 作成日時：2018年10月20日 17時
