変な出会い ページ43
ウォーターセブンに来てから3日後
着々とブルーノのバーは準備を進めている
私はその奥で海図の模写に取り組んでいたが
『……インクが切れた』
新品を買うのを忘れていたインク
もう何年も書いていなかったからな……
しょうがない、買ってくるか
『ブルーノ、少し出るぞ』
ブ「…どちらへ？」
『インクが無くなった、新しいのを買ってくる』
ブ「お気をつけて」
私は軽くブルーノと話してバーを出た
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『あの種類のインク、まだあったのか…
何年も前のものだからてっきりもう無いのかと』
インクと紙、そしてブルーノにあげる飲み物を
買って店を出る
『さぁ、帰るとするか
ヤガラちゃん、のんびり頼むよ』
「二ーッ！」
ヤガラブルは元気の良い返事をして
ゆっくりと進んでいく
…そういや、ルッチ達はどうしてるだろうか
インクの瓶から透けて見える景色を見ながら
そんなことを考えていた
その時
「まてパウリー！今日こそ借金返せー！！」
パ「待ってくれっての！！今日は金ねぇんだって！」
「そんなこと言ったらいつもねぇだろ！！
いいから金返しやがれー！！」
隣の通路で黒ずくめの借金取りに追われている男が全速力で走っていた
…嫌な予感がする
パ「しめた、ヤガラブル
お嬢さん！少々乗っけてくれ！」
『…やっぱり』
予感はすぐに的中した
彼は通路から思い切り私の乗っているヤガラに飛び乗る
「くっそ！逃げられた…！」
パ「そいじゃ皆さん！お元気で」
男は笑いながら借金取りに手を振った
なんてジャンプ力…あんな所から届くのか
六式も無しに
パ「いやぁ、すまねぇな！助かった」
『…正直借金取りに追われてる人なんて助けたくなかったんだが？』
パ「まーまーそういうこと言うな！！
あ、そうだ…このままガレーラの1番ドッグまで連れてってくんねぇか？」
…この男、勝手に乗っておいて…
まぁいいか…しょうがない
『パウリー、だったね…いいよ、乗っけてこう
ヤガラちゃん、ガレーラの1番ドッグまでだって』
「ニーッ！」
パ「話が分かるなあんた！改めて…俺はパウリー！
船大工だ！あんたは？」
パウリーは満面の笑みでこちらに手を差し出す
…ガレーラってことは、彼らもいるかもな
『A…海図を書いてる』
私たちは軽い握手を交わした
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ダダン巻き(プロフ) - 哀羅さん» こちらこそありがとうございました〜！！そしてあけましておめでとうございます！今年もよろしくお願いします！ (2021年1月1日 12時) (
レス) id: 04fb927f29 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - リクエストに答えて下さりこちらこそありがとうございます！とってもホッコリするお話でした。ありがとうございます。本年もよろしくお願いします！ (2021年1月1日 10時) (レス) id: 4b111e8b4e (このIDを非表示/違反報告)
ダダン巻き(プロフ) - 水谷さん» リクエストありがとうございます！その展開素敵です…！！本編書きながら書かせていただきます！ (2020年12月25日 15時) (レス) id: 04fb927f29 (このIDを非表示/違反報告)
ダダン巻き(プロフ) - 哀羅さん» リクエストありがとうございます！了解致しました〜！では正月ネタで書かせていただきます！楽しみにして下さると嬉しいです！ (2020年12月25日 15時) (レス) id: 04fb927f29 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - リクエストです！内容はお任せするのでクリスマスネタもしくは正月ネタをお願いしたいです！！！ (2020年12月25日 7時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ダダン巻き | 作成日時：2020年9月29日 21時
