【ONE PIECE】【CP9】君の色を

襲撃された村 ページ25

ノジコside
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Aさんが村を離れてから1週間







私達の村は魚人海賊団の奴らに襲撃され





ベルメールさんを殺された



そして、ナミが連れ去られる







ナミ……ベルメールさん……！！









「クソッなんでこんなことに…！！」

「Aちゃんがいれば……」



「Aのやつ…1人で逃げたんじゃねぇのか」






1人、Aさんと同い年の人がそう言うと
村の皆が固まった



ゲ「おい、よせ」



ゲンゾウさんが止めに入る




「あいつはなんでも出来んだよ…！
だったら、あの海賊と手を組むことだって出来んじゃねぇのか！？自分の命と引き換えに村を売るなんてことも…！」

ゲ「やめろと言ってるのが分からんのか！！！」




言葉を静止するように、ゲンゾウさんが怒鳴る


…そうだよ、Aさんはそんなことする人じゃない




ゲ「お前、Aの優しさを知らないわけないだろ…あいつがこの場にいたら、すぐさまあの海賊達に1人で立ち向かうはずだ…そして我々に言うだろう、"死ぬな"と…あいつは絶対に関わっていない」

「…………」


彼は俯いて黙った






するとそこに、連れ去られたナミが帰ってくる

ナミは、私たちが想像だにしなかった事を言う






ナ「…私、アーロン一味に入る
測量士になって、海図かくの」






耳を疑った



嫌でも目に入ったのは
ナミの肩にあるアーロン一味の刺青




ノ「ナミあんた！！許さないから！！」


私は勢いよくナミを押し倒す


ノ「海賊の一味に入るなんて絶対許さない！
あいつらが一体どういう奴らだかわかってんの！？
Aさんだって、あんたがこんな風に海図かくの望んでない！！」



ナ「何よ！！正しく生きてベルメールさんみたいに殺されるなら！私、正しくなんて生きたくない！！
Aさんだって、私たちを見捨てて逃げたのよ！」





ナミは思い切り叫ぶ


違う

Aさんは逃げたりしない…！！




ノ「あんた…！ベルメールさんは私達の為に殺されたんだよ！？しかもAさんのことまで…！」


ゲ「ノジコ、もういい
出ていけナミ！！！
もう二度とこの村に足を踏み入れるな！！！」






ゲンゾウさんがナミに怒鳴る

するとナミは走ってその場を去った





……ベルメールさん、Aさん







これから、どうしたらいいの？






その思いには誰も答えてくれなかった

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