第二十三話 *ピンクあり ページ25
*
杏「で、俺が勝手に…なんだ?」
『い、いや…だから、…だな…』
壁際に追い詰められ、煉獄の顔が目の前に。
口元は笑っているが目が笑ってない。
『れ、煉獄…近「今更だろう!」うっ…』
杏「麻友は俺のことが好きなんだろう?」
『……あぁ…』
杏「まだ、俺が不幸になるとでも思ってるのか?」
『あ、ぁ…』
杏「むむ…どうすれば分かってくれる。」
真剣な顔。
何故、ここまで考えてくれるのか…
『何故…煉獄は私を好いてくれるんだ』
杏「何故?そうだな。まず一つ、麻友は優しい。亡くなった隊士達の弔いを隠れてしていること、俺は知っている」
『な、…』
杏「二つ、反応が愛い!!とにかく愛い!!頬を赤らめた時も、怒っている時も、泣いている時も、全て愛らしい」
私の頬を撫でて微笑む。
顔から火が出そうで、目を逸らす。
杏「こらこら、まだある。俺から目を逸らすんじゃない」
『ぁ…っ…//』
顎を持ち上げられ強制的に目を合わせさせられる。
だめだ、煉獄の顔をこんな長く見てられない…
杏「っ…そんな顔をするな…//」
額に手を当て、私から顔を逸らした。
な、なんだ…
『煉ご「口付けて良いだろうか!!」!?///急になんなんだ!!///』
杏「そんな顔を見たら制御が効かなくなった!!」
ズイッと顔が迫る。
杏「む!!」
『まっ…て!!////』
唇が触れる前に手で制止する。
いつもここで流されてしまうのが私の悪いところだ。
ここで流されるから煉獄がこうなってしまう。
杏「むむむ!!」
『!?つ、強ッ…!!』
私の手を強引に押し切ろうとしてきている。
執念が凄すぎる…!!
怖い、怖いぞ煉獄!!!
『ひゃッ…!?///』
突然手のひらを舐められ、思わず力が抜ける。
しめた!!とでもいうように私の手首を壁に押し付け、唇が触れる。
杏「ん…っ…口を開けろ…」
『!?///んぐぅっ…!!////』
開けるわけないだろ!!何をする気だ!!
私の目を見つめたまま、唇を舌でつついてくる。
苦しい…っ…
でも口を開けたら何をされるか分からない…
く、息が…っ…
『ッは、ッ「んッ…」ふぁ…ッ…!?///』
ぬるりと舌が口内へ侵入してくる。
足に力が入らず、崩れ落ちそうになる私の腰を煉獄の逞しい腕が支える。
お互いに熱く、お互いに溶け合いそうだ…
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真季 - 最新楽しみにお待ちしてます。長くなってすいません汗 (2021年10月4日 7時) (レス) id: ac0ba7e69a (このIDを非表示/違反報告)
真季 - 初めまして。お疲れ様です。最新も早くて楽しみに読み進めて来ました。夢主よ、どうか自分の気持ち正直になって煉獄さんと恋仲になって下さい…!あの鬼殺の男、怪しい匂いが漂ってますね…。彼女に手を出したその時は是非、煉獄さんの赤き炎刀で…! (2021年10月4日 7時) (レス) id: ac0ba7e69a (このIDを非表示/違反報告)
冴凪(プロフ) - とても面白いです!話のテンポも良くてワクワクしながら読みました!更新ファイトです! (2021年9月30日 22時) (レス) @page12 id: 8d3f590c11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かふぇらて | 作成日時:2021年9月29日 1時