同居45 ページ46
「ねぇ焦凍」
「なぁA」
・
「ずっと好きだよ」
「これから、本当の同居をしてくれないか」
目を、瞑っていた。
轟くんとの声がかぶって、轟くんの言葉の意味を理解した。
信じられなくって、目を開けて前を見れば小さなケースに小さな輝いたリングが入っている。
なんで、私と、と思わず声が出て、轟くんがそれに答える。
「俺の苗字をもらってはくれないか?」
「言い直さなくっても分かってるから!」
冗談なんだと、思った。
でも、現実であることを願った。
でも、私と轟くんの就職する場所は全然違うし、轟くんははお父さんのところなんだろう。……でもどうして。
はぁ、とため息が聞こえた。
「お前、クラスメイトの就職場所ほとんど知らないだろ」
「え、うん」
「俺とA、県は一緒だぞ」
「えっ嘘!?!?」
聞けば、エンデヴァーの事務所だが私の行くところに新しく作ったらしい。
んで、焦凍はそこに行くと。
みんなのこと知らなさすぎじゃね私。
「……でも、私でいいの?」
「Aじゃねぇと嫌だ。親父も、Aの事を認めているしな」
確信犯だこいつ。
私がOKするのを前提にプロポーズしてきやがったな。
「……Aは、俺じゃ嫌か?」
ずるい質問だ。
嫌ならば、二ヶ月も同居したりしないし、二年経った今でもこんなに未練なんてない。
後悔しても知らないからね、と言えば
これで後悔するなら、あの二ヶ月の間で後悔してる、と返された。
「よろしく、お願いします」
とてつもなく早いが、春休みの間に轟家に挨拶に行った。とても歓迎されたが、正直エンデヴァーがとてつもなく怖かった。
本当の同居を初めて2年後、焦凍20歳、私20歳。
結婚した。
ーFINー
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海月水面(プロフ) - エンデヴァーの親バカが好きすぎるwww (2018年9月20日 12時) (レス) id: 1c5e807086 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - ものちゃんさん» ありがとうございますっ!同居したらきっと可愛い轟くんまんさいですよね!!!! (2017年8月11日 10時) (レス) id: e7a720d445 (このIDを非表示/違反報告)
ものちゃん - わ、わ、好きです…!私も轟くんと同居したい!! (2017年8月11日 9時) (レス) id: 656294d554 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - あみゅうさん» 閲覧ありがとうございました!私もいやっほおおおおぁぃい!って感じです! (2017年7月26日 8時) (レス) id: e7a720d445 (このIDを非表示/違反報告)
あみゅう - うきゃーーーーー!!!ってなりましたー! (2017年7月25日 8時) (レス) id: 78cc264e0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃん | 作成日時:2017年6月9日 20時