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第18話 ページ18

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Takuto side



それから皆揃ってきて、最後に玲奈が

来たから皆で南の家の車に乗った。



10人乗りリムジンで3人乗れるシートが3つある

俺は陸と波留と一緒で俺達の向かいの席が

夏樹と南とA。一番後ろは

美森とエミリーと玲奈。



美森達は3人で盛り上がっていたから

俺らは6人で話していた。




「Aってさ、好きな人いないの?」



波留が結構重要な質問をサラッと聞いた



「んー。よく分かんない」



そう言うとAと目が合った



「じゃあ、俺ら4人で付き合うなら?」



と波留が聞いた。



「昨日も聞かれたよ、それ。」




Aがそう言うと波留は

“いいから!”と言った



「んー。よく分かんない」




俺は

“さっきと同じ事言ってんじゃん”と笑った。




「じゃあ、友達として好きなのは?絶対答えて!」



と波留が言ったから俺は手をAに

差し伸べた。そしたら俺に続けて

波留と陸と夏樹も手を差し伸べた。




“じゃあ⋯”と言うAの声がしてから

数秒後手が暖かくなった。



「よっしゃ!俺?!」




俺は顔を上げるなりすぐにそう叫んだ



「何でタクトなんだよー!」



とか色々ガヤが飛んだけど

そんな事ですら笑えてきた。




「付き合うわけじゃないし大袈裟だよ」




Aはそう言うけど俺の心は跳ねていた。




「タクト本当に大袈裟よ(笑)」



南はばかにしたように笑った。

南がそう言ったら皆も

調子乗るなよ!とか言ってきたから俺は




「Aは俺が好きだから♡」



と言ったら車の中はシーンとなった。



その後すぐに笑い声が車の中に

いっぱいになった。

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作者名:いっけー | 作成日時:2016年8月19日 18時

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