第16話 ページ16
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Your side
「おはよう、タクト」
鬼の形相をしたタクトに言う
「え?何でAいるの?」
私が言うとすぐ戸惑った顔になって聞いてきた
「私達、南の家に泊めてもらったのよ」
私が言うと今度は驚いた顔で
「え、俺何もしてないよね⋯?」
と聞いてきた。
するとキッチンから南が顔を出して
「A、私に泣きついてきたのよ」
私は嘘と分かったのでその嘘に乗ることにした
「思い出させないでよ、南。」
タクトの顔は青ざめていて
「え?どこまでした?」
なんて言うから可哀想になってきて
「何もされてないけどね(笑)」
ネタばらしをした。
「なんだぁー。よかったーー!」
ニコニコしながら言うタクトを
見ると笑えてきたりした。
「まさかAが乗ってくれるとは思わなかったわ」
冗談の嘘は嫌いじゃないからいいかなってさ
と南に言ったら
“嘘はダメですよー”なんて言われて
面白くもなんともないのに3人で笑った。
南といると楽で、と言うか似てる部分が
結構あって、だからこの出会いは
大切にしないといけないと思う。
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作者名:いっけー | 作成日時:2016年8月19日 18時