第13話 ページ14
帰り道
〜Aside〜
いつもと同じ道を歩いて帰っているのに
隣にはいつもと違う匂いがあって
辺りは真っ暗で寒いけど
そんな状況でさえ大好きで
A「ねえ、先輩」
聞いたら自分が悲しむだけなのに
.
.
A「先輩、好きな人いるんですか？」
街頭の灯りがスポットライトのように照らす
.
.
陸「あぁ、いるよ。」
先輩の口から出た言葉は意外で
A「へぇ、そうなんですね⋯」
私が入る隙間なんかないんですか
陸「家どこ？」
ここで私悲劇のヒロイン風に泣けばいいですか？
A「あ、ここ曲がったところです」
自分で聞いたのに
先輩は悪くないのに
陸「わかった、送るよ」
誰かのせいにしてもしょうがないけど
A「ありがとうございます」
誰かのせいにするしかなくて
必死に逃げ道を探している
明日からは、そっと先輩を見ていよう
でも先輩
A「ここです。ありがとうございました」
本当に最後の1回言わせてください
陸「うん」
A「さようなら。大好きです！」
陸「ふふ(笑)ばいばい」
ちゃんと笑えてたかな
A「まあ、最後だしいっか！」
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アイスコーヒー(プロフ) - めっちゃキュンキュンしましたまたいっけーさんの作品読みたいです (2017年12月3日 9時) (
レス) id: df255f4e4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いっけー | 作成日時：2016年8月6日 21時
