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18. ページ18

緑 side






赤「のんちゃんがおったらぼくいらないでしょ?」







.







櫂は小さいなりに





色んなことを考えてた、耳を塞ぎたくなるような


話ばっかり





だからこそ櫂を幸せにしてやりたいと強く感じた




.






幸せにしてやりたい




もっと甘やかしてやりたい





櫂をもっと自由にしてやりたい









そう願いながら眠りにつく櫂を俺は優しく頭を撫でた








櫂いらない子なんかじゃない





そう思わせた中間淳太が憎い、母親が憎い




とにかく憎かった





こんなにもええ子がなんでこんなんになるまで




追い詰めたんや







でももう行動にしてしまった俺は





取り返しのつかないことをやってしまったんやと




後悔がどんどん襲いかかってくる







でも櫂を見てない振りなどできなかった







可愛ええ笑顔に




純粋な心に






誰にでも何歳経っても甘えというものは必要やと感じた








.









.









.

緑「明日から櫂いらない子と感じさせない


そんな暮らしを

俺が見せたるからな...っ、泣」

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作者名:ぽぽ | 作成日時:2021年3月3日 1時

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