誘拐犯のおにいさんとボク 赤

２． ページ2

緑 side





俺は何しに今生きてるんだろうか





家族は、俺が小さい時に他界して



友達は、そんな多くも少なくもない





仕事は、頑張ってるつもりやけど上手くいかん





.




帰り道






今日もいつものコンビニに寄って帰ろうとした




その時、足に違和感を感じて見ると






赤「....ボクをゆうかいして」




緑「なんでやねん、嫌やわ」




赤「....」







小さい子が俺の足を掴んでいた







こんな夜中になんで子どもがおるねん




どんな親してねん







.







緑「交番行こう？」





赤「....ﾌﾙﾌﾙ」







涙目で俺の事を見つめてくるチビ



まぁ俺もチビなんやけど





.





緑「はぁ...ちょっと待っとけ」





赤「.....？」







俺はコンビニに入って自分が食べるのと



鮭のおにぎりとお茶を買った







.







緑「はい、ええ人に拾ってもらいな」





赤「...ボクをゆうかいして」





緑「まだ言うか？それ笑



今、俺が言ったこと分かっとる？


ええ人に拾ってもらいな？って言うたやで？」








なんやねんこいつ。




ガラス越しに店員さんがこっち見とる。






.





緑「わかった、わかった。ついてきぃ」



赤「.....ﾄｺﾄｺ」







仕方なく1日だけ泊めてあげることにした





俺だってしたくないねん



こんなこと

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