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教師として、姉として ページ42

式部「驚きましたよ…
急に『視察前に寄れ』なんて連絡来るんですもん

というか、何で今の公安の連絡方法知ってるんですか?」





「さぁな」としらをきる妃にため息をついて諦める式部






式部「で、何なんですか?

先輩の事なんだから、何かお願いがあるんでしょう?」





妃「話が早くて助かる

うちの班…… 主にこの降谷の周りをお前達のチェック欄から消してくれ」




式部「それは成績次第ですけど、そんなに低いんですか?」




妃「ここにいる降谷は学年トップ
他に上位が一名

問題児だが、得意なものは飛び抜けてるのが二〜三名

……あとは、アタシの妹が一名」





式部「無理です」




妃「やれ」




式部「いやいやいや、無理ですって!」






半泣きで妃に抵抗する式部

しかし、妃は頑固として願いを取り下げなかった






式部「もう、本当に無理ですって……

先輩の妹さんも成績優秀なんですか?」




妃「いや?

正直馬鹿に近い」




降谷「……」





式部「せ、先輩を前に失礼ですけど
それなら妹さんの方は心配要らないのでは?」






式部の言葉に 妃は降谷の方を向いて尋ねた






妃「降谷、お前から見たAを教えてくれ」






降谷「……白雪 Aは


注意散漫で、座学はとことん苦手
電気機器の扱いが苦手で食堂の電子レンジは四台目です」


妃「ちょっと待て、アタシの聞いた報告より一台多いぞ!?」






慌てて報告書の束を探しだす妃


そんな妃を無視して、降谷は式部の顔をまっすぐ見て続けた





降谷「……ですが、

持ち前のコミュニケーション 人心掌握はずば抜けていて、老若男女限らず彼女は好かれています

体術も優れてます
それも含めて野生的というか… 彼女の勘は能力の一つと言っても良いと思われます」





式部「……」







降谷の言葉に難しい顔をする式部






妃「要するに
手堅い優秀な人材と、博打だが当たれば有益な人間がいるって事だ


な、上司(オヤジ)が好きそうだろ?」





式部「そう…… ですね」








妃に手で合図をされ、出ていこうとする降谷







妃『心配すんな、お前達はアタシが守ってやる』



すれ違い様にぼそりとそう言われ、降谷は深く礼をして部屋を後にするのだった

希望と闇→←視察



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和美/美香 - ピスピスさん» 本当ですか!私絶対買います!その時名前教えて下さいね!続編楽しみです! ひ、ひーくん!研君早く! (2019年8月18日 13時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
ピスピス(プロフ) - 和美/美香さん» 和美/美香様☆ 本当に勇気を出して小説作ってみてよかったと思います!景光「ん?いいぜ。ほら (手)」萩原「あ!!ずりぃ、俺も行く」 (2019年8月18日 12時) (レス) id: f40ecb7ebb (このIDを非表示/違反報告)
和美/美香 - ピスピスさん» ありがとうございます、私も同じです! え!?!え、そんな(泣)研君、零君、そんな事言わないで。陣君所に行きたいからひーくん一緒に来て。陣君心配だからお願いします。 (2019年8月15日 20時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
ピスピス(プロフ) - 和美/美香さん» 和美/美香様☆ 更新もコメントを読む楽しさから頑張れます!降谷「松田は置いてきた」萩原「墓地に?」景光「こ〜ら、和美/美香さんがまた心配するだろ?」降谷「道場に」萩原「ほら、やっぱり」景光「……ハハッ(苦笑」 (2019年8月15日 16時) (レス) id: f40ecb7ebb (このIDを非表示/違反報告)
和美/美香 - ピスピスさん» 良かった、私も嬉しいです。いえいえどういたしまして♪ どういたしまして研君。うん!零君!陣君いない。え!研君それはダメだよ。零君、陣君は何処?(泣) (2019年8月12日 7時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴすぴす | 作成日時:2019年7月2日 2時

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