plus one 【警察学校時代】

学校祭 (7.5) ページ32

景光「結局、勝ちは妃 教官かぁ」




焼き鳥を頬張ると、
景光は伊達と別の屋台の列に並ぶAを見ながらぼそりとため息をこぼした





萩原「仕方ねぇだろ

美人が女王のコスプレしてるようなもんなんだから」




松田「つーかよ、降谷は何点だったんだ？」




景光「えーっと……」





松田の質問に景光は降谷を見ると、気まずそうに答えた






景光「 68 」





松田「ﾌﾟｯ、可愛いのは顔だけにしろよ」




降谷「……松田、説教の続きをしてほしいのか？」




松田「ﾁｮ…… 来るな、来るなって！」






じわじわと距離を縮める降谷に松田は逃げるようにその場から立ち退く






降谷「あ、待て！」




松田「待ってたまるか!!」






そのまま駆け出す二人をのんびりと見ながら萩原と景光は焼き鳥を食べ続けた








萩原「……なぁ？」




景光「ん？」




萩原「降谷の点数ってよ……」




景光「あ〜……

人間、感動しすぎたら悲鳴を通りすぎて息を飲んでしまうみたいで…」




萩原「あぁ、それでその点数…


確かに、眩暈みたいにふらついてる女もいたな」







そのまましばらく無言で食べ続ける二人






景光「……ま、まぁ」



萩原「今回は」




景光・萩原「「皆、ドロー ってことで」」







そう言うと、二人はﾌﾟｯと吹き出し
持ってる焼き鳥で乾杯をするのだった…

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