plus one 【警察学校時代】

爆弾魔と救世主 ページ3

景光「まぁまぁ、ゼロ
今夜はもうそのくらいにしようぜ？

さっさと皆で片付けて、早朝 皆で謝りに行こう」




A「景光ぅ…」




伊達「萩原もいい加減、顔についた卵白の残額落とさないとな

所々赤くなってるが、冷やしとくか？」




萩原「伊達ぇ……」





降谷「おい、お前ら 甘やかすなよ」




松田「そうだぞ、アイツらすぐに付け上がるからな」




降谷「お前もな」







降谷の突っ込みに、肩をすくめる松田






A「っていうか、結局何も食べてないし お腹減った」




萩原「それな」




松田「そうだな

なぁ、降谷 なんか作ってくれよ」







降谷「お前達…… 全然懲りてないだろ」







ユラリと近付く降谷に三人はビクリと震える







《 グ ゥ ゥ ゥ ウ 》






降谷「……」





伊達「ハハッ!! 悪い、降谷の作る飯を考えたら腹が鳴った」




景光「わかる、俺も音が出ないけど鳴った

……ゼロ、駄目か？」







子犬のごとし景光の瞳に降谷は一瞬耐えるも、すぐに視線をずらしてため息をついた






降谷「〜ｯ…… はぁ

なら、お前達 食ったらすぐに片付け
皆で教官に報告に行ってもらうからな」







景光「やった!!

俺、オムライス！」




萩原「なら、俺も！

フワフワのやつな!!」




降谷「萩原、お前は茹で卵だろ？」




萩原「ﾋﾃﾞｪ！？」




伊達「ハハハハ！

降谷、俺は親子丼!!」







そんな光景を見る松田とA







A「……ねぇ、松田？」





松田「ん？」





A「降谷ってさ、景光がいるとチョロいよね」





松田「だな

降谷が景光のお願い断ってるの見たことねぇ」






A「ならさ……


この世代で一番強いのって景光じゃない？」






そんな二人に気づいたのか、景光が笑顔で手をあげる






景光「おおーい、お前らも頼まないのか？」







頬にご飯粒をつけながら見せる その純粋な笑顔に二人はぼそりと呟いた








A・松田「「天使(ゴリラ・キラー)……」」






降谷 「お前ら、今 何か失礼な事言ったろ？」

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