ハイスペックはお断り２【名探偵コナン】

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コツコツとハイヒールを鳴らしながら向かうのは喫煙室


最近は喫煙者には優しくない世界になったよ。松田


煙草に火をつけ目を伏せた





ガラガラ


「おや、先客がいましたか」


そこには40代くらいの男性がいた


「ご一緒させていただきます」


『ええ。どうぞ』


彼は私の横に腰掛ける


「おっと。すみません煙草を一本貰えませんか？」


『ダメよ？刑法二十条未成年者喫煙禁止法により私まで罰せられちゃうわ』


まだ未成年でしょ



「ははっ！流石ですね」


『早く出て行きなさい。綺麗な肺を汚したいの？』


「私は言ったはずですあなたも奪うと」


彼は私の顎を持ち顔を近づける


『あらここで？奪われるならもっとロマンチックな方が私は好みよ？』


「まさか。まだまだショーは始まってませんから。あなたに１つ忠告です」


この船は危険だ


そう言う彼の目は真剣なものだった




『どういう意味？』


「首飾りを狙っているのは俺だけじゃない。何かが起こる」


この船で



『とりあえず離れてくれないかしら？』


「あなたの瞳を見ていると吸い込まれそうですね」


『あと３秒以内に退かないと殺されるわよ。彼に』



バッ！


「それは嫌ですね」




ガラガラ


「ここに居ましたか」


『探してくれてたの？』


「それでは私はこれで。先ほどのお話忘れないでくださいよ」


『考えておきますね』


キッドとは別れた



「誰だ。あの男は」


『さぁ、たまたま会っただけよ』




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