ハイスペックはお断り２【名探偵コナン】

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「あんた！降谷くんと諸伏くんと一緒にいすぎじゃない？」


「三角関係なの？」


「Aちゃん顔だけは可愛いもんね！」


話したことない子たちに呼び出され言われたのは零くんとヒロくんのことだった




『違う。ただ一緒に帰ってるだけ』


私達は教室でいる時はあまり話さない
私がお願いした。こうなるって分かってたから




「私降谷くんが好きなの！だから一緒にいないでくれる？」


『どうして？』


「私が降谷くんと一緒に帰りたいの！わからない？もしこれからも一緒にいるって言うなら、降谷くんにあんたの悪口言ってやる！」


子供とは素直な生き物だ




『それだけは嫌！』


零くんに嫌われたくない




「じゃあ言うこと守ってね」


『…』


零くんに嫌われたくない
零くんに見放されたくない
私は従うしかなかった









「A帰るぞー」


『ごめん。私日直の仕事忘れてたから先帰って』


「じゃあ俺も手伝って『だめ！』


大きな声を出してしまった
零くんもびっくりした顔をしていた




「そうかよ」


ムッとした顔をした零くんは帰ってしまった



『ごめんなさい』


また涙が溢れてしまった





私は１人で帰路につく
病院に着くまでってこんなに遠かったのかな
足取りは重く、また涙が溢れてきた



「Aちゃん？」






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