俺ならいいのに ページ15
WN side
マネヌナとメイクヌナに支えられて戻ってきたAヌナは、青白い顔でぐったりしていた。
SC「A!?」
『ごめんなさい、』
ヌナたちの手から離れたAヌナは倒れ込むようにクプスヒョンの腕の中に収まった。
そのままソファで横にさせられるヌナは苦しそうで辛そうだった。
SG「ヌナ、大丈夫?辛いよね、」
そう言ってヌナのお臍のあたりをゆっくり擦るスングァンを見て察したメンバーとそうでは無いメンバー。
俺はそうでは無い方。
ドギョムが温かい飲み物を買ってきて、ミンギュがブランケットをヌナのお腹に掛けた。
そこまで見てようやくわかった俺は、自分の察しの悪さと、行動力の無さに情けなくなった。
WN「ヌナ、」
『ウォヌ、近くに居てくれない?』
WN「うん?いいけどなんで?」
『ウォヌの声聞いてると落ち着くから、眠れるかなって』
ヌナの横になるソファーの下に座って歌ったり、ゲームしたり。時々ヌナを見て、また画面に目を移す。
その間、ヌナの手をずっと握っていた。
少しでも早くヌナが回復するように。
普段辛い所を見せないヌナだって弱る事はあって、
その辛さを取り除くのがいつもいつでも俺ならいいのに。
俺ならいいのに (終)
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作者名:きっと来世は推しの人中 | 作成日時:2020年5月1日 1時