【浦島坂田船】体調が優れない様子ですよ？【風邪ネタ】

必 要…3 しません ページ29

〜志麻さんside〜
だいぶやばい…フラフラする…風邪ひいてからも何もせずにただただ仕事やったから…！
あんなことがなければ！俺がもっとしっかりしなきゃだったのに！

セ「…ま…ん……く…し…くん…志麻くん！」
志「わぁ！？あ、何？センラさん」
セ「何って、ボーッとし過ぎですよ…ほんまに大丈夫なん？」
志「大丈夫やって！えっと…荷物置いたらすぐ出るか？」
セ「いや、僕移動で疲れたから休んでからでもええですか？」
志「ええよ。何か飲む？」
セ「気ぃ使わんでええよ」
志「いや、遠慮せんで。お茶でええ？」
セ「じゃあお言葉に甘えて。お茶お願いしますね」
志「おう」

ｶﾞﾁｬﾝ

〜センラさんside〜
志麻くんを休ませる予定だったのに…俺も俺やな…ただのワガママになってもうた

セ「はぁ…」

これからどうするかなぁ…なんとかして言ってもらわないと！どうやって？あーーー！！！もう悩んでもしょうがない！！！戻って来たら聞くか

ｶﾞﾁｬﾝ

俺の考えがまとまった時丁度志麻くんが戻って来た
志「センラさんおまたせ」
セ「あ、ありがとうございます」
志「いいえ。センラさんは遠慮しすぎなんよ」
セ「あはは…よく言われるんやけど直せんねんw」
志「センラさんはホンマ優しいからな」

そう言って志麻くんは悲しく微笑んだ。
何でそんな顔するん？そんな悲しい笑顔見た無いねん。何がそんなに不安なん？すっかり聞くタイミングを逃してしまったが、今はその事じゃなくてちゃんと伝えてあげないと！志麻くんも優しいって、メッッッチャ優しいって、やから自信持ってって、伝えなきゃ！

セ「志麻くんも優しいやないですか」
志「そんなことないて…」
セ「いや、志麻くんは優しい。優しすぎるんや…やから今も悩んでるんちゃう？余計なこと考えてるんちゃう？」
志「そ、そんな…ことっ…」
セ「ないん？」
志「う、うん」
セ「嘘は聞きたないねん」
志「嘘なんか…ついてないで」

このままじゃ聞き出せないから、俺は志麻くんを少し無視する

セ「何がそんなに不安なん？」
志「やから、何もないって！聞いてるんか？俺の話」
セ「何をそんなに悩んでるん？」
志「センラさん？話聞いてや」
セ「聞くで？なんでも俺に言って」
志「あ、いや、その、そうじゃなくて…」
セ「何があったか、思い出したくないようなことやったなら無理には聞かん。でもな？一人で溜め込んでほしくないんよ。辛いなら、何も言わずに泣いてもええ。無理せんで？俺はいつでも相手したる」

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