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＿＿＿ドンドンドン！！ドンドン！！
＿＿A、いるでしょ？開けて
「..え？」
勢いよく叩かれる扉
もしかしたらメンバーかもしれない、と
少しビクビクとしたとき
懐かしい声が聞こえた
＿＿ガチャ
「な、んで..俊さん」
俊「..やっぱりここだった、アツシから全部聞いたよ。だから飛んできた」
「飛んできたって..」
俊「妹みたいな奴が辛い思いしてんのに、ほっとけないでしょ？」
「俊さん..っ」
懐かしい声の主は、俊さんで
もう涙なんて出てこないと思ったのに
俊さんを見た瞬間、涙が止まらなくなった
「..なんで..っここが」
俊「まだAが事務所入りたての頃、毎日ここで練習してたでしょ？」
「..っ」
俊「だからアツシから聞いたときにさ、このスタジオかな？ってすぐ思ったからダメ元で来てみた(笑)..居てよかった」
「..っ！俊さ、ん」
俊「泣きすぎ(笑)..てかまだあったんだな、このスタジオ。何だか懐かしいや」
優しい声で話す俊さんは
あの頃と全く変わってなくて
色んな気持ちが溢れ出して
ただただ俊さんを見つめることしか出来なかった
俊「..で、A。どうするの？」
「..え？」
俊「このまま、辞めるの？」
「...」
俊「黙ってるってことは..そう考えてんだね」
「..はい」
俊「Aの夢、なんだったっけ？」
「え？」
俊「だから、Aが叶えたい夢」
「..愛と夢と笑顔を世界中の人に伝える、ことです」
俊「うんん、違う。もう１つ..夢あるんじゃないの？」
「..いつか三代目J Soul Brothersですって言えるようにすごいヒット曲を出して、ドームツアーもして。いつかスタジアムでもライブする..こと」
俊「..実現、できた？」
「ま、まだです..」
俊「ここで辞めたら、一生この夢叶えること出来ないよ」
「..っ！」
俊「それでも、いいの？」
真剣な目で見つめてくる俊さんを
直視することができなかった
何か、見透かされてるような気がして。
＿＿ドンドンドン！
「..え？」
＿＿＿A、いるんだろ？開けるぞ！
俊「ほら、仲間来たじゃん」
「..っ」
俊「本気で探してくれてる仲間がいるのに、簡単に裏切っていいの？A」
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ユキト(プロフ) - 涙なしには読めなかったです笑 (2022年8月20日 9時) (
レス) @page28 id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
ここね(プロフ) - 一気に読んでしまいました！次の更新待ってます(^o^)！！ (2018年9月14日 2時) (レス) id: 87c01bb801 (このIDを非表示/違反報告)
ほっぺ(プロフ) - はじめまして！一気に読んでしまいました(^^)続きが凄い楽しみです！更新待ってます！ (2018年3月11日 20時) (レス) id: 859cf3d3e3 (このIDを非表示/違反報告)
も(プロフ) - 更新待ってます！！ (2018年1月27日 1時) (レス) id: cb91b08a40 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 一気に読んでしまったので続きが気になります！！！！！！更新頑張ってください！ (2018年1月21日 10時) (レス) id: b26efa44e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：riechun | 作成日時：2015年9月8日 23時
