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隆二 Side
臣「..おい、おい隆二!」
隆「..え?」
臣「なにボーッとしてんだよ、みんなA探しに行くって外でてったよ」
隆「..あ、本当だ。誰もいねぇ」
臣の大声でふと我に帰れば
さっきまで何十人もの男たちが話し合いを
してた会議室には、臣しかいなくって。
臣「..自分責めてんじゃねぇだろうな」
隆「..え?」
臣「どうせ隆二のことだから、今までAにしてきたこととか、引き止めれなかった自分責めてんだろ」
隆「..っ」
臣の言う通りだった
さっきアツシさん達から聞いたAの過去
ダンサーだったってことにも驚いたけど
友達がいないこと
親は離婚してて、虐待を受けてたかもしれないこと
きっと誰よりも辛い思いをしてたはずなのに
あの時俺は、Aを簡単に裏切った
そのことが鮮明に蘇る
なんであんなに何も知ろうともせずに
Aのこと簡単に傷付けたんだろうって
考えれば考えるほどため息がこぼれる
臣「..今更そんなこと後悔しても遅いってことくらい自分が一番分かってんだろ、俺らに今出来ることはこんなところで、ため息ばっかこぼしてることじゃない」
隆「..臣」
臣「アイツは..俺らの大切な仲間であり、最高のパートナーだろ、探しにいくぞ..隆二」
隆「..ん、ありがと臣」
臣「..俺を誰だと思ってんだよ(笑)」
隆「..トサカ、鳥?」
臣「..っざけんな(笑)」
そうだよな、今更悔やんだってどうしようもないもんな
今はとにかくAを探し出して
HIROさんの誤解を解かなきゃいけない
何よりアイツ、麗花
アイツの暴走を何とかして止めなきゃ、だよな
臣「..どこから探しに行こっか」
隆「Aの行きそうな場所、か」
臣「全然わかんねぇ..」
隆「..なぁ臣、もしかして」
臣「ん?」
臣とタクシーに乗って
Aがどこに行きそうか、考える
考えれば考えるほど
焦りが増し、苛立ちが募る
行き場所が定まらなくて
タクシーに乗って、事務所の周りをウロウロとしてた時
ふっと頭の中に2つの場所が浮かんだ
隆「..案外近くにいるかもしんない」
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ユキト(プロフ) - 涙なしには読めなかったです笑 (2022年8月20日 9時) (レス) @page28 id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
ここね(プロフ) - 一気に読んでしまいました!次の更新待ってます(^o^)!! (2018年9月14日 2時) (レス) id: 87c01bb801 (このIDを非表示/違反報告)
ほっぺ(プロフ) - はじめまして!一気に読んでしまいました(^^)続きが凄い楽しみです!更新待ってます! (2018年3月11日 20時) (レス) id: 859cf3d3e3 (このIDを非表示/違反報告)
も(プロフ) - 更新待ってます!! (2018年1月27日 1時) (レス) id: cb91b08a40 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 一気に読んでしまったので続きが気になります!!!!!!更新頑張ってください! (2018年1月21日 10時) (レス) id: b26efa44e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:riechun | 作成日時:2015年9月8日 23時