服部平次と遠山和葉が恋人になったら。で、自分のことのように喜ぶ毛利蘭ちゃん【名探偵コナン 遠山和葉・毛利蘭】____愛華様リクエスト(分けた方が書きやすかったので、工藤新一くんは次に書きます) ページ45
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「あ、和葉ちゃん!」
「蘭ちゃん! 久しぶりやな!」
和葉は蘭に駆け寄り、久しぶりの再会を喜んだ。
「ごめんな? 蘭ちゃん。急に呼び出したりして」
「ううん、全然! わたしも和葉ちゃんに会えて嬉しかったし! それで、電話で言ってた大事な話って?」
「ああ、それな、その話についてなんやけど……実はな、蘭ちゃん」
深呼吸をした後、和葉が震える声で言った。
「その、平次と、こっ、恋人同士になったんや!」
「……えっ、えーッ!? か、和葉ちゃん! それ本当!?」
「う、うん! 平次の方から告白してくれて、アタシもそれに応えてな……それで、恋人になったんや」
蘭の頰がみるみる緩んでいく。心から喜びを感じずにはいられなかったのだ。
「おめでとう和葉ちゃん! なんだかわたしまで嬉しくなっちゃったよ!」
「あははっ、ありがとう蘭ちゃん。でも、幸せすぎてなんか夢みたいやわ。蘭ちゃんも工藤くんに告白されたとき、こんな感じやったんやなあ」
蘭は自分がロンドン告白されたあの瞬間を思い出した。いちばん幸せだと感じたあの瞬間。ふわふわと身体が宙に浮くような、そんな気持ち。
それを今、和葉も味わっている。蘭は自分のことのように嬉しく思った。
「両想いになるのがこんなに嬉しいなんて……なんか逆に不安になってくるわあ」
「わたしも和葉ちゃんみたいに、最初は夢なんじゃないかって不安になったよ」
「え、蘭ちゃんも?」
「うん。でも、新一がメールをくれて、それでやっと、わたし達恋人になったんだーって、実感できたんだ」
「そっか。蘭ちゃんたちも前進しとるんやなあ。幸せそうで何よりやわ」
「ありがとう和葉ちゃん!」
ふわふわ、きらきら。
二人を纏う空気を表すなら、まさにその言葉がぴったりだった。
「また今度、ダブルデートとか出来たらええなあ」
「うん! そうだね!」
「よっしゃ! 大事な報告も終わったことやし、これからスイーツでも食べに行かへん? なんかほっとしたら、急にお腹が空いてきたわ」
「じゃあ、ここから近い美味しいお店知ってるから、そこにしない?」
「ええな! 行こ行こ!」
ステップを踏むような軽い足取りで、二人はそのスイーツ店へと向かった。
「蘭ちゃん」
「なあに? 和葉ちゃん」
「アタシ、こんなにきらきらした景色初めてやわ」
「やっぱり、違って見えるよね」
「うん……全然違う」
和葉は改めて、その喜びを噛みしめた。
一方、その頃____。
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シオン(プロフ) - ムムチーさん» そう言って頂けて嬉しいです!こちらこそ、素敵なリクエストをありがとうございました! (2020年4月9日 11時) (レス) id: 0f3fd09bd3 (このIDを非表示/違反報告)
ムムチー(プロフ) - ありがとうございます!!宇髄さんが派手派手にかっこよくてキュンキュンでした!!本当にありがとうございました!!!! (2020年4月8日 19時) (レス) id: c20b5adaac (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - ムムチーさん» リクエストしてくださった小説ができました!何ヶ月もお待たせしてしまい、申し訳ありませんでした! (2020年4月8日 18時) (レス) id: 0f3fd09bd3 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - リアビーバ-さん» こちらこそ、素敵なリクエストをありがとうございました!またの機会があれば是非よろしくお願いします! (2020年2月16日 11時) (レス) id: 0f3fd09bd3 (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - いえ、全然大丈夫ですよ!!!ありがとうございました!また機会があったらリクエストしますね♪ (2020年2月15日 15時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シオン | 作成日時:2019年4月25日 23時