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「“麦わらのルフィ”はもう助からねェ。勿論、おめェもな」
そう言って、身体の水分を奪っていく。そして、砂地獄へと投げ捨てられた。
「そこで仲良くくたばれ」
言い返す力も出なかった。本当に、私は死んでしまうかもしれない。砂に埋もれ、そう諦めかけたその瞬間、変身時とは違った優しい光に包まれる。
____目を開けると、そこには綺麗な人がいた。
「危ない所でしたね」
「あ、貴女は……？」
「私はフローラ。急にこんな所へ連れてこられて、驚いていることでしょう。安心してください。私は貴女を助けたいだけなのです」
そう言って、青い薔薇が差し出される。
「貴女の力の元である
「……え。で、でも、みんながアラバスタでクロコダイルさん達と戦ってるんです……！ 私だけなんて____」
私の言葉を遮るように、手に花束を持たせられる。
「水気の少ないあの地で貴女が戦うのは危険です。この薔薇も、あそこではきっとすぐに枯れてしまうでしょう。身体のことを考えれば、ジャヤで仲間を待つ方が賢明です」
青い薔薇にそっと触れる。それだけで、なんだか力が湧いてくるような気がした。フローラさんの言う通り、これが私の力の元なのだろうか。
これが枯れるということは____。そこまで考えて、私は判断を下した。
「……わかりました。ジャヤで、ルフィさん達を待つことにします」
「ありがとうございます。それでは、こちらで準備をしておきますね」
「……はい」
そうして、私は薔薇に囲まれながら、フローラさんと夢のようなひと時を過ごした。本当に、夢のように幻想的な空間だった。
「____Aさん。そろそろジャヤに行きましょう。彼等はまだこちらに到着していないようですが、もうすぐいらっしゃるはずです」
「え、でも、そんなに時間経っていませんよね……？」
「ここと彼等のいる場所とでは、時差があるんですよ。彼等はもう、アラバスタを出たら頃でしょう」
そう言って、手をかざす。すると、一瞬眩しい光に包まれ、目を覚ますと知らない場所にいた。
……ここが、ジャヤ。
「それでは、ご武運を祈っています」
「はい。ありがとうございました」
にこりと笑って、彼女は消えていった。
海の方を見ると、遠くに海賊船が見える。その船は、私のよく知っている旗を風になびかせていた。
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推しだけが愛してくれたら。【ワンピース シュライヤ】____ムムチー様リクエスト→←↑の続き
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シオン(プロフ) - ムムチーさん» そう言って頂けて嬉しいです！こちらこそ、素敵なリクエストをありがとうございました！ (2020年4月9日 11時) (
レス) id: 0f3fd09bd3 (このIDを非表示/違反報告)
ムムチー(プロフ) - ありがとうございます!!宇髄さんが派手派手にかっこよくてキュンキュンでした!!本当にありがとうございました!!!! (2020年4月8日 19時) (レス) id: c20b5adaac (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - ムムチーさん» リクエストしてくださった小説ができました！何ヶ月もお待たせしてしまい、申し訳ありませんでした！ (2020年4月8日 18時) (レス) id: 0f3fd09bd3 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - リアビーバ-さん» こちらこそ、素敵なリクエストをありがとうございました！またの機会があれば是非よろしくお願いします！ (2020年2月16日 11時) (レス) id: 0f3fd09bd3 (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - いえ、全然大丈夫ですよ！！！ありがとうございました！また機会があったらリクエストしますね♪ (2020年2月15日 15時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シオン | 作成日時：2019年4月25日 23時
