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第32話! ページ36

猛くんを、家に連れ帰る。

猛くん、このまま放っておいたら絶対に三橋さんのとこ復讐行くから。

今の猛くんは危なっかしくて仕方ないので、家に連れ帰る事にしたのだ。

『ゆっくりしててください。お茶淹れますから。』

猛くんをお家に送った方が良いのだが...


相良「...あんな騒がしい家にいたら、余計傷が治りづらくなる。頼む、一晩泊めてくれ。」


と頭を下げられそうになったので、それを必死に止めて家に上げることにした。

流石に怪我をしてる人に頭を下げられても、いい気分にならない。

というか頭を下げられていい気分になる人は、それはそれでやばい人だと思う。

相良「Aの家って落ち着くよな。」

いきなりそんな事を言い出したので、『なに急に。』と笑ってしまった。

相良「いや、なんか、自分の家よりも全然落ち着くんだよな。」

『自分の家よりも落ち着くって言うのも、どうかと思うけどね。』

猛くんの座ってる前にあるテーブルにお茶を置き、私も隣に座る。

そのお茶を持った猛くんは、「あちっ。」と声を出すけど、袖で隠した手でコップを持った。

袖から指がちょっとだけ出ていて、なんだか少し可愛い。

相良「Aに来させてみてぇわ。A、お節介だから絶対連れてかねぇけど。」

『ごめんね、彼女がお節介で。』

ちょっとむくれてる風に言い、お茶を飲む。

あまりにも熱かったので、猛くんと同じように『熱っ。』と声を出してしまったけど。

それを見て、猛くんは笑った。

そして

相良「俺ら、なんか変に似てる所あるよな。」

と言ってきた。


そう言われ、猛くんと似ている所を必死に探した。


猛くんは厄介事とか、喧嘩が好き。

私は喧嘩とかは怖いから苦手。

駄目だ、ここから似ていない。

『そうかな?』

私がそう返すと、猛くんはこう言ってくる。

相良「馬鹿って言われたらどうする。」

『馬鹿って言い返す。』

相良「ほら。」

...あ、似てる。

猛くんだって、今井さんに馬鹿って言われたらそれを買うように突っかかった。

それに気付いた私を見て、猛くんは笑う。

相良「急に俺が抱き着いてきたらどうだ?」

『照れる。』


相良「だろ?」


『...え?』

相良「ん?...あ、いや、あの、今のは...」

猛くんは異変に気付くと、あたふたと私に弁明する。

だけど、時すでに遅し。

『...照れるんだ。』

相良「うっせぇ!」

猛くんの弱みを握ってしまった気がする。

あとが怖いが、今は楽しむ事にしよう。

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作品ジャンル:恋愛
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こもれおLOVE - 猛くん可愛い。キャラ崩壊してもいい。いやむしろキャラ崩壊して。マジやばい。いっそんパウダ(( (2020年8月12日 19時) (レス) id: 773f58e41c (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん - アルゴリズム体操w久しぶりに思い出しました!!♪手を横に〜あらアブナイ〜ってやつ!更新頑張ってください!応援してます! (2019年1月3日 21時) (レス) id: 3f4ccbd374 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 花火2016さん» さとす……でも言い直すの厳しいですね!経験者は語るってことで辞めときます。忠告はちゃんと聞くタイプ←((目の前にいるのにメール送ってきたら馬鹿と見なしましょ。 (2018年12月13日 20時) (レス) id: 656cb74d82 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - *ルーラー*さん» ありがとうございます(T_T)全然迷惑じゃないですよ!こちらこそありがとうございます(T_T) (2018年12月13日 19時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
*ルーラー* - 迷惑になってしまったらごめんなさい。本当に、もう、泣きそうです。相良くんがヤバイです。夢主ちゃんもヤバイです。本当に泣きそうです、ありがとうございます((( (2018年12月13日 17時) (レス) id: 38581538ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花火2016 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年12月4日 23時

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