喧嘩ができないスケバンちゃん。６！【今日から俺は！】

第１７話！ ページ21

『あ、これ正解だね。おいしい。』

相良「これ塩分やべぇな。アイスとかと一緒に食べたらぜってぇ丁度いい。」

ただいま、第1回お菓子総選挙の真っ最中です。

猛くんもお菓子に関しては味にうるさいようで、めちゃくちゃ厳しい判断をします。

『あー！待って！これ！今ダントツ1位がこれになった！』

そう言って猛くんに、お菓子の袋を差し出す。

猛くんはその袋からお菓子を出して口の中にぽんと入れる。

まぁ、ポテトチップスに蜂蜜がかかってるような味だから好き嫌いわかれると思うけど...。

猛くんは...

相良「うめぇ。」

ですよね。

見かけによらず、猛くんは甘い物も好きです。

チョコレートは駄目らしいけど。

相良「これ俺の中でも1位だな、優勝候補。」

『うん、これいいね。』

相良「しょっぱさと甘さが丁度いいな。」

『ね。ちょっとこの子はけとこ。』


その後も色々食べ進めました。

『ちょ、かっら！なにこれ！』

相良「辛くねぇだろ。」

『辛いよ！』


『これも美味しい。OLみんな食べてる感じ。』

相良「...あんま好きじゃねぇ。」

『えぇー。これ私好き。』

相良「じゃあこいつはA持っとけ。」


相良「あ、これうめぇ。A食ってみ。」

『うーん...。私これなんか苦手。』

相良「じゃあ俺持っとくか？」

『うん。持ってて。』



そんなこんなで優勝が決定しました。


相良「やっぱこれだよな。」

『これ、また今度買い物行った時見つけたらカゴ入れてね。これは許してあげるから。』

猛くんは、少し驚いたような顔を見せたけど、すぐに笑顔を見せた。

...今の間、なんだったんだろう。

まぁ、そんな事は気にしないで、私はポテトチップスをパリパリと食べる。


相良「...あ、A。」

猛くんが真面目なトーンで話してくるので、私は『ん？』と返して猛くんの方を向く。

相良「これから確実に色々忙しくなるから、会える時間も多分減る。悪い。」

『あー...分かった。ちょっと寂しいけど、会えるまで我慢してるね。』

猛くんは、それを聞いて、私の頬に軽くキスをして微笑んだ。

少し恥ずかしかったけど、なんだか少し寂しい。

忙しい、って...なにかあるのだろうか。


ただ、最近なんだか猛くんの様子が変なのも事実だ。

なんで、そんなに覚悟を決めたような目をするのだろうか。


私の勝手な勘違いなら良いのだけど。

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今日はドラマ終わるまで更新なし！

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