【ゲーム実況者】浅き夢見じ酔いもせず【短編集】

長からむ　心も知らず　黒髪の　乱れてけさは　ものをこそ思へ／きっくん&あろまほっと／猫助　リクエスト ページ8

「えっへへA〜好きだよ〜」

「お前みたいな豚野郎は俺を選んどけばいいんだよ」




長からむ 心も知らず 黒髪の




誰か助けてください(急募)




なんで私この酔っ払いふたりに挟まれなきゃいけないんですか？

きっくんは甘々になるし、あろまはSになってるし。


いや私、眼鏡のクールビューティー系が好きなんですけど。




「む、あろま邪魔あ！Aに触んないで」

「は？お前が触ってんじゃねえ。こいつに触っていいの俺だけだから」

「いや私に触っていいのは眼鏡のクールビューティーだから」




はい、スルーされるんですよね知ってます。




「ふーん、お前そういうこと言っちゃうんだ？」

「え？」

「調教が足りねえって？」




ウワアアアア鳥肌！！！まって無理！！

こういう典型的なSの象徴！！！


「調教が足りねえって？」！！！！！

「調教しがいあるんだよな」！！！！


あああああ、こういうの無理です！！




「あろまやめて、俺のA傷付けないで」

「きっくん！」

「Aは俺のだからっ」




きっくんはそう言って私の腕に抱き付く。

純粋にかわいい。でも私こういうかまってちゃん好きじゃない。




はあ……誰か助けてください。




「A、俺を選んで？」

「はっ、俺を選ぶだろ？」

「……あのさ」




私はふたりの頬を片方ずつぎゅっとつねる。




「そういうの言ってくれるの嬉しいけど、明日には忘れてるでしょ」




ふたりはきょとんとして顔を見合わせる。

これはアルコール摂取してる故のそれだろうから。




「忘れないよー！だって俺A好きだし」

「おい、俺もだっつの。普通に好きだわ」




…………ん？




「でもこれじゃらちがあかないよー、Aは決めてくれないし」

「もう3pでよくねえか？」

「そうだね、もうそれでいいや。Aー？」




きっくんとあろまは私を見て固まる。



だってさ、そんなこと言われると思ってなかったんだもん。

眼鏡のクールビューティーより何より、不意打ちがずるいんじゃん。



きっくんとあろまはふっと笑う。




「A顔真っ赤だよー！」

「うっさい黙れ！！」

「お前ほんと俺らのこと好きだよな」

「だあああうっさい！」




乱れてけさは ものをこそ思へ




おまけ


(えおえお、俺ら何見せられてんの？)

(え？惚気劇場)








￣￣
初めての方！！いらっしゃいませ！！

楽しんでいただけたでしょうか！？


リクエストありがとうございます！！！

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