【ゲーム実況者】浅き夢見じ酔いもせず【短編集】

めぐり逢ひて　見しやそれとも　分かぬ間に　雲隠れにし　夜半の月影／湯毛／椿　リクエスト ページ33

「湯毛ぽっ！！お化け屋敷に行こう！！」

「……は？」




めぐり逢ひて 見しやそれとも 分かぬ間に




「来たぜええええええ、お化け屋敷！！」




なぜかテンションが高いA。勘弁してくれ。



いや、前も言ったと思うけど別に俺は怖いの耐性がある。

ないのはこいつなんよなあ。


前にポップコーンだかコーラだかを溢したみたいに。

今日は一体何をしてくれるんだか。お化け屋敷壊さへんよな？




「そのチケットはどうしたん？」

「予約しようと思ったんだけどホームページが怖くてさあ」




いやもうその時点で無理やん。




「課長にとってもらった！」




課長もやめとけよ。



っつったってもう遅いんよなあ。

俺にはAと一緒にお化け屋敷に入る選択肢しかないんやから。




「じゃあ、れっつごー！！」




そっとお化け屋敷に足を踏み入れる。


ひんやりとする空気。真っ暗闇の世界。

結構本格的なんやなあ。



Aは……あれ？結構平気そう？




「怖いの克服したんか？」

「暗いとこは別に怖くないしねー」

「ヴアアアアアアアアア！！！」

「いやあああああああああああああ！！！！！」




あ、ダメやったわ。


ゾンビが現れるなりAは俺に抱きついてくる。

ああもうそれで喜んでる俺も嫌い！！！




「無理いいいいいいい……湯毛ぽ早く行こおおお」

「はいはい行くで」

「ワタ、ワタシ、ノ……アシ、ハ？ドコォォォ！！」

「ぅいやああああああああああ！！！！！」




流石にお化け屋敷壊す事はせえへんな。よかったわ。




「一枚足りなああああああああい……！！」

「いぎゃあああああああああああ！！」




お菊さん。




「私の顔はどこ？」

「きゃああああああああああああああ！？！？」




のっぺら小僧。




「ぐすうっ、ふーっふーっ」




一体どこからその声出てんねんってくらいうるせえ。

しかも泣いてる。



……これで懲りたならええけど。




「ひいいいっ！？ってなんだ女の子かあ」




A？




「うん、うん。ああそうなんだあ、いいよ私に任せて」

「A？何したん？そろそろ出口やぞ？」

「ああ、なんかこの女の子がお母さんとはぐれたみたいで！」




女の子……？




「誰も、おらへんけど……？」




雲隠れにし 夜半の月影




おまけ

「本物に会ってしまうとは……寝れない……」

「なんかすげえな」






￣￣
文字数が足りなああああああい！！！！

なんかかきたいのと違う。


リクエストありがとうございます！！！！！

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