Seven ページ10
『アズール!!頑張れ、頑張れ!!』
「頼むから飛んでくれ!」
「煩いですよ!!僕はこれでも全力なんですよ!!」
もう授業が始まって40分が経過
他の皆が先生のテストに合格していく中アズールだけが不合格のままで、私とジャミルでアズールを10cm浮かせようと必死に応援してる
『もっと、こう、ぐあーっと箒に意識を集中させて!』
「それじゃ分かりませんよ!!」
身振り手振りで教えても一向にできないから言葉で説明しようとしたら全っぜん伝わらなくて逆に低くなって悪化した
「もっと魔力を上手く使うんだよ」
「やってます!箒が言うことを聞かないんですよ!!」
『お願い、お願いだから早く成功して!じゃないと私まで居残りさせられるんだよ!ジャミルはいいけど私はヤダ!』
「おいそれはどういう事だ」
『まんまだよ!』
「はぁ…君達はいつも騒がしいね…」
ぎゃーすぎゃーすと3人で騒いでたら見兼ねたリドルが箒を片手に私たちの所に来てアズールに箒の乗り方を教えてくれた
「まずは箒に跨ったら背筋を伸ばすんだ。そう、ﾋﾟﾝｯとね。そうしたら次は箒に魔力を込めて…」
「こ、こうですか？」
160cmに教えられる176cm…身長差が激しいな。普通逆じゃない??
「流石だな。教え方がわかりやすい」
『リドル賢いからね〜リドルに教えな貰ったなら飛べるでしょ』
リドルにあれやこれやと教えて貰ったりダメ出しされてあたふたしてるアズールをジャミルと一緒に眺めながら箒に乗ってクルクルと回っていると、アズールが5cm程ふわっと箒で浮き上がった
『おぉ!!』
「よし、それでそのまま上へ上がることをイメージするんだ」
「上に……」
「どうしてあんなに震えてるんだ…」
さっきまでの綺麗な姿勢はどこへ行ったのか、今はすっかりへっぴり腰で箒にしがみつきながらプルプルと震えるアズール
多分だと思うけど、高く上がりすぎて降りれなくなったとか、箒から滑り降ちる事を想像したんだろうな。仕方ない、ここは私が一肌脱いでやりましょうか
『アズール〜上空15mまで飛べたら婚約の事考えといてあげるよ』
「!?それは本当ですか!?」
『ぇ、あ、うん。考えとくってだけだけd…』
「では見ててくださいね!!!!」
『いや高っ!!もうマメじゃん!!』
「では15m以上飛んだので結婚して下さい」
『私まだ考えとくしか言ってないよ』
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ただの腐女子 - これ…ホントにイドアズですか？オクタ監って感じかするのですが…？？？？？ (2021年12月2日 2時) (
レス) @page42 id: a9c9d2d284 (このIDを非表示/違反報告)
萌絵(プロフ) - カレー作ってもらうって……カリム君カレー嫌いじゃなかった？ (2021年10月5日 22時) (レス) @page33 id: 7848a62cb3 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年5月23日 22時) (レス) id: 53f56e15b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蜘蛛姫 | 作者ホームページ：http://sinngati
作成日時：2020年5月22日 2時
