私のセコムがしつこすぎる件について【ツイステ】

Nein ページ12

「A〜金魚ちゃんの所から"招待状"来てるよ」


『ん？あぁ、ありがとうフロイド。そっか、いつもこれくらいの時期だもんね。"なんでもない日"のパーティー』


ラウンジでも仕事が終わり、部屋で今日出された課題を解いているとノックも無くフロイドにドアを開けられ招待状を持って来てくれた


相変わらず可愛らしい柄の便箋だな。オクタヴィネルもこんな感じの可愛い便箋とかレターセットがあればいいのにとか思いながらペンを起き招待状の封を切り中にある手紙を読む


いつもはリドルから手渡しで貰うからちょっと新鮮。フロイドもなんて書かれてるのか気になって後ろから私を抱き締めて手紙を覗いてくる


【親愛なるAへ

A。分かっていると思うけど、数日後"なんでもない日"のパーティーを開くから、いつもの格好でいつもの時間にね。1秒でも遅れたらお分かりだね？楽しみにしてるよ

リドル・ローズハート】


『いつもの格好でいつもの時間、ね。りょーかい』


「えぇ〜いつもの格好は分かるけど時間まで分かんの？」


招待状を読み終え封筒の中へ戻しているとフロイドが少し不機嫌そうに口を尖らせ私の髪をいじって遊んでる


『まぁ1年の時から招待状貰ってるからね〜』


いつもの格好とは私の為に特注で作ってくれたハーツラビュルの寮服の事


"なんでもない日"のパーティーにオクタヴィネルの寮服で出るのは可笑しいかと言う話し合いの末リドルが態々私の為に作ってくれたんだ


『何か手土産でも持って行こうかな。確かマロンタルトはダメだったはず…甘さとカロリー控えめのイチゴタルトでも作って持って行くかな』


「A嬉しそ〜」


『賑やかなのは好きだからね』






この時私は、大切な友達があんな事になるなんて思ってもいなかった

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