5章.Tragedy.42. ページ7
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Not side
陸は天を個人的に呼び出して話していた。
陸「最近、星雫の元気がないらしくて・・・・天にぃ、どうしたらいいかな・・・・・?」
天「陸・・・・・・。ボクもね、月雫の過去と向き合った時、月雫はそんな感じだった。星雫もなにか考えることがあるんじゃないかな?」
と、いつにも増して珍しく、陸に優しく声を掛ける天。
天「ボクに月雫は不釣り合いだと思ったよ。月雫にはもっと良い人がいたと思うのにボクを選んでくれた。」
陸「・・・・・天にぃ。」
天「でもね、陸。ボクは、好きな子1人守れないぐらいなら、離れる決意をする。」
陸「!」
それは、天なりの覚悟だった。
月雫はかつて危険にさらされながら生きていた。
そんな子が安心して幸せになれるように全力を尽くしてきた。
天「それに、月雫と星雫は似てるし、元気がないのとかも一緒なのかもね。」
陸「・・・・・そうだね!天にぃ!っていうか、なんで月雫の話?」
天「? 好きな子の話じゃないの?」
陸「て、てて天にぃ・・・・・・・。俺が好きな人知ってるの・・・・・・?」
天「うん。星雫でしょ?」
陸「ななななんで・・・・・!?」
天「陸のこと見てたら分かるよ。(クスッ)」
「恥ずかしい・・・・・・。」と陸が1人心の中で嘆いていたのは天にはバレていたという。
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作者名:宝坂 藍花 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/3c8fc251461/
作成日時:2019年7月21日 17時