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演練3 ページ38

巴「ぐっ!」

三日月「がはっ!」

強い。

今まで守りに徹していた備前の隠されていた
戦闘能力が発揮される。
次から次へと一人で戦闘不能にしていく備前が
恐ろしく思えた。

小竜「っ!」

備前「ごめんね。今はおねぇちゃん、
優しく出来ない。」

弟である小竜でさえもためらいもなく
切り捨てる。
いつの間にか笑顔は消え氷のような
冷たい無の表情になっていた。

不動「くそっ、信長公の仇!」

不動が果敢に備前に襲いかかる。
それを受け止めると冷めた目で不動を見下ろした。

備前「君は信長さんの為に私を殺すの?」

不動「そうだ!それ以外に何がある。」

備前「それじゃ駄目だよ。現在(今)と
向き合わない限り君は私に勝てない。」

備前が悲しげに見つめる。
今の不動には何故、備前が悲しそうにするのか
分からなかった。

備前「…私は『守るため』の刀。
今の生活を守るために」

キィン!

備前が不動をはじく。
決意した強い目で不動を見つめた。

備前「あなたを倒します。不動くん!」






「…勝った。」

「馬鹿な!」

網が消え自動的に相手の刀剣達が
回復される。

備前「ただいま。」

「ち、ちかかげ〜!!」

安心したのか涙を流しながら近景に抱きつく。

「そんなに強いのに何故だ!」

諦めの悪い男が備前に怒りの目を向ける。
備前は抱きつく審神者を撫でながら
男を睨んだ。

備前「私、主けなされるの大嫌いなんだよね。
けなす人も。」

備前「それに自分の持ち主ぐらい自分で選ぶ。
色々勝手に言ってたけどお前じゃない。」

鋭い矢のような目が男に刺さる。
まだ喰ってかかろうとした男を不動が止めた。

不動「やめろよ、主。俺達は負けたんだ。」

そう言い笑いあう備前達をみつめる。

不動「帰ろう。俺達の本丸へ。」

「不動…。」

不動「帰ったら主に話がある。」

真剣な目で男と目を合わせる不動。
数日後、彼は極修行に出たそうだ。

もうすぐアレの日だね!→←演練2



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ロト(プロフ) - たぬきねこさん» ありがとうございます!ダラダラとですが更新頑張っていきます! (2018年3月10日 16時) (レス) id: b951fa5b4a (このIDを非表示/違反報告)
たぬきねこ - グルメ番組かよで不覚にも笑った頑張って下さい! (2018年3月10日 16時) (レス) id: a2c5151ef6 (このIDを非表示/違反報告)
ロト(プロフ) - ニガウリさん» ありがとうございます!ゆるゆる更新頑張っていきたいと思います。 (2018年2月11日 10時) (レス) id: b951fa5b4a (このIDを非表示/違反報告)
ニガウリ(プロフ) - 私も、明智さん好きだから、この作品大好きです!!更新頑張って下さい(*ゝω・*)ノ (2018年2月11日 10時) (レス) id: da81750a6d (このIDを非表示/違反報告)
ロト(プロフ) - 黒狐コハクさん» 読んで下さっただけでなくコメントまで…ありがとうございます! (2018年1月9日 19時) (レス) id: b951fa5b4a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ロト | 作成日時:2017年12月25日 13時

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