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初めの第一歩 ページ26

「近景!?まだ安静にしてなきゃ!」

突然広間に現れた備前にどよめく。
備前は全員揃っていることを確認すると
中央に移動し正座した。

歌仙「近景?」

備前「…この度は私のせいで多大な迷惑を
おかけしました。主さんを、皆の優しさを
踏みにじる言動大変申しわけありません。」

そう言うと深々と頭をたれ土下座した。
唖然となる皆をよそに備前は続ける。

備前「許してもらうつもりはありません。
どんな処遇でも覚悟しています。
それでも…私をここに置いてくださいませんか。」

声が震える。おでこを畳に押しつけて続ける。

備前「我儘なのは分かっています。そr」

「頭を上げて。近景。」

声をかけられ恐る恐る上げる。
審神者はそんな備前の両手を握り微笑んだ。

「あぁ、もう!おでこ赤くなってる。
近景は色々考え過ぎ。誰も気にしてないし。」

燭台切「そうだよ。謝らないで近ちゃん。」

「ほらね。怒ってもないでしょ。」

ウィンクをしてみせる審神者に便乗して
刀剣達も笑みを浮かべてみせる。
ポカンとしていた備前だったがつられて
笑みを浮かべる。

備前「そうだったね。…主さん。」

「ん?」

不意に呼ばれて油断していた審神者の手に
備前は軽い口づけをおとした。
サラサラと黒髪が流れる。

備前「これからは主さんだけの備前近景です。
主さんも、主さんの大事なものも、全部、
私が守ってみせる。だって私は……」

ふわり。黒髪が舞う。
太陽の暖かさと月の美しさ、相反する魅力を
兼ね添えた笑顔。

備前「『守るため』の刀だから。」

新たな備前近景がうまれた瞬間、
審神者は鼻血を出して倒れた。









備前「主さん!??どうしよ主さんが!」

乱「きゃー!近景ちゃんイケメン!!」

加州「かっこよすぎ!!!」

長谷部「備前貴様!主に色目を使いおって。」

備前「へっ?色目…?」

燭台切「近ちゃんどこで覚えてきたの。」

備前「服従を誓う証だとガラシャが…違うの?」

厚「違わなくはねぇが…。」

小夜「…なんでもいいじゃん。」

歌仙「あえて異国の挨拶を取り入れる。
雅だねぇ!流石だよ。」

兼定「これが雅か!」

堀川「兼さんは真似しちゃ駄目だよ。」

「…我が生涯に悔いなし。」

備前「死なないで!主さーん!!」

石切丸「めでたしめでたし…かな?」

蛍丸「主、血まみれだけどね。」

弟が増えたよ!→←『またね。』



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ロト(プロフ) - たぬきねこさん» ありがとうございます!ダラダラとですが更新頑張っていきます! (2018年3月10日 16時) (レス) id: b951fa5b4a (このIDを非表示/違反報告)
たぬきねこ - グルメ番組かよで不覚にも笑った頑張って下さい! (2018年3月10日 16時) (レス) id: a2c5151ef6 (このIDを非表示/違反報告)
ロト(プロフ) - ニガウリさん» ありがとうございます!ゆるゆる更新頑張っていきたいと思います。 (2018年2月11日 10時) (レス) id: b951fa5b4a (このIDを非表示/違反報告)
ニガウリ(プロフ) - 私も、明智さん好きだから、この作品大好きです!!更新頑張って下さい(*ゝω・*)ノ (2018年2月11日 10時) (レス) id: da81750a6d (このIDを非表示/違反報告)
ロト(プロフ) - 黒狐コハクさん» 読んで下さっただけでなくコメントまで…ありがとうございます! (2018年1月9日 19時) (レス) id: b951fa5b4a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ロト | 作成日時:2017年12月25日 13時

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