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‘Love-tuneが好きなんだろ’
窓の外を見ながら、出来るだけ、気付かない振りをしながら
さっきの宮近の言葉を思い出す
苦しそうに如恵留くんと歩いていく宮近の顔は
あの日の何処か寂しそうに笑顔と重なった
分かってる
宮近は何も変わっていない
全部、俺の我が儘なんだ
いつだって宮近は
「ほらね、ちゃかちゃんの事考えてる」
「………違うから」
冷やかすような美勇人くんの声
図星で、ムッとして振り向かずに、答える
「だから言ったじゃん」
「此処で言わないで」
「いずれ言うことなんだから」
「言う前提で話すの止めて」
きっと、いや、永遠にそれを言う日は来ない
「強がり」
「うるさい」
「嫌でも一緒なんだから」
「何の話」
「7+7は？」
「14。何急に」
「そう。トラジャと俺達の合計は14人」
「………ふざけないで」
表情を変えない美勇人くんを睨みつける
なんで、宮近と二人きりで夜を過ごさないといけないんだ
「文句は俺に言わないでよ」
「誰が言い出しっぺ？」
「さぁ？誰でしょ」
「ながつのところ行く」
「聞いた？ちゃかちゃん？顕嵐に嫌われてるよ」
「………は？」
美勇人くんに見せられたスマホには
‘宮近海斗’と表示されてる
聞かれてた？宮近に
言葉が出てこない俺をよそに美勇人くんが電話を切った
「なんで」
「だって、俺が顕嵐に電話したの半分ちゃかちゃんの頼みだもん」
「は？宮近が」
「顕嵐を説得してって電話あったんだ」
頭に血が上るのが分かった
冷笑してる美勇人くんの襟を掴む
「怒らないの、皆、起きちゃうよ」
眠りについてるメンバーを見渡しながら美勇人くんがそう言った
起きて、聞かれるのはまずい
襟から手を離す
美勇人くんの思う壷になってしまう自分が嫌いだ
「まぁ、頑張ってね」
憎らしい笑顔を浮かべて美勇人くんが言う
続く (更新停止中)
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チナモン(プロフ) - 今、この状況だからこそこの小説を読んで涙が浮かんできました。素晴らしい作品をありがとうございます。更新を気長に待たせていただきます。 (2018年12月11日 23時) (
レス) id: 4de80f6d99 (このIDを非表示/違反報告)
ばん - はじめまして！あらちかが大好きなので、この小説最高です！更新待ってます！ (2018年5月13日 20時) (レス) id: 761ddf0975 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 美樹さん» ありがとうございます。最近、あらちかブームが来ていたので書かせて頂きました。満足していただけるように頑張ります (2018年4月30日 19時) (レス) id: 3ffdb7f070 (このIDを非表示/違反報告)
美樹(プロフ) - はじめまして！いつも更新楽しみに待ってます！あらちか好きすぎて、見つけた瞬間テンション上がってしまいました！これからもがんばってください！ (2018年4月30日 19時) (レス) id: 4b506ec0a1 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - 更新待ってます！ (2018年4月28日 8時) (レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みく | 作成日時：2018年4月16日 21時
