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赤side


目の前で、ころちゃんが倒れた……。


俺は、いきなりの事に頭が真っ白になった。



さ「ころん!!ころん!……ダメだ、意識ねーぞっ」


る「と、取り敢えず、僕の部屋まで行きましょ!」


さ「間に合うか!?城まで遠いぞ!?」


る「瞬間魔法しか無さそうですね!莉犬!僕に掴まって!」



さとみくんは、ころちゃんをお姫様抱っこ。


るぅとくんは、俺を抱きしめてくれた。



る「いきますよ!」



ガシッ



【黄の魔法。光よ、僕らを願いの元へ連れてけよ!】



それは、一瞬だった。


眩しい光が俺らを囲んでは、


目を開けると、るぅとくんの部屋に居た。



パッ



る「良かった。成功しました!」


さ「すげーな!って、ころんが先だ!急ごう!」


莉「お、俺!冷やすものとか色々持ってくる!」


る「莉犬……っ。ありがとうございます!!( *´꒳`*)」



俺は、るぅとくんの部屋を出ては、城を走って、


色々と持って来た。。。






?「あれ、莉犬くんじゃん。」



その声は、俺の心を冷たくするかのような声だった。


振り返らなくても分かる。




『なーくん、どうしたの?』




俺は、振り返らず話しかける。



な「久しぶりに、部屋から出ようと思って。」


『そ、そーなんだ…。』


な「なんか、沢山持ってるけれど、急ぎ?」


『あ……ま、まぁね! じゃ、俺行くね!!』



と、俺が1歩踏み出した時、


いきなり目の前に、トゲの生えたツルが出てきた。



『ひっ。』


な「驚かせてごめんね。……莉犬くんが向かう先、るぅとくんの部屋でしょ?」


『!?』


な「ころちゃんが、倒れたの……俺が仕掛けたから。」


『え!?』



俺は、思わず振り返ってしまった。



な「やっと見せてくれた。ニコ」


『ゾワッ……や、ヤダ!!』



俺は、なーくんの横を思いっきり走って、逃げた。


でも、なーくんは追いかけてこなかった。


そして、るぅとくんの部屋に着くと、2人は驚いた顔をしてた。



る「莉犬!! どうしたの!?息切れて……」


さ「おまっ!大丈夫か!?」


『っ……怖いっ。』


さ・る「え?」







『なーくんに……会っちゃった……っ。』

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作者名: | 作成日時:2020年11月2日 22時

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