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黄side



コンコン



『莉犬〜?朝ごはん持って来たよ〜?』



ガチャ



あ、開いた。


莉犬の部屋は、自分で鍵を閉めてるため中々入らせてくれない。




『入りますね〜』



ガチャリ


ドアを開けると、ベ ットの中で莉犬がこっちを見てる。



『おはようございます! 』


莉「……コクリ」


『ご飯持ってきましたよ!』


莉「フルフル」




莉犬は、首を横に振った。


食欲無いのかな?



『莉犬……僕と食べる?』


莉「コクリ」


『ふふっ。じゃあ、ほら。せーの、頂きます!』



莉犬は、ベ ットから出てくると、


毛布にくらりまり、ご飯を食べた。


莉犬は、黒パーカーを着て、フードを被ってた。


莉犬は、なーくんに魔法を掛けられて、犬耳が生えた。


別に良いと思うけど、本人が気にいって、ないみたいで……。


だからか、いつも暗い部屋で閉じこもってる。




莉「……くん。」


『え?』


莉「なーくん……」


『……なーくんがどうしたの?』


莉「……会いたい。」


『えっ。……なんで?』


莉「……話したい。」


『……分かったよ。でも、なーくんだよ?大丈夫?』


莉「……コクリ」




僕らは、ご飯を食べ終えた。




『多分、まだジェルくんが居るから…散歩でもする?』


莉「……うん。」



僕らが廊下を歩いてた時、


なーくんの部屋の前を歩いてた時、


「なーくん落ち着こや!」って、


ジェルくんの声が聞こえた。




本当に……なーくんを元に戻さないと…。

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作者名: | 作成日時:2020年11月2日 22時

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