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赤side


あの日から半年が経った。


なーくんは今でも深く眠ってる。


もう、ピンク色のドレスを着たお姫様みたいだね…w


俺らは、さとみくん達に応用魔法から全てを教わった。


こんな俺でも基礎知識は覚えたし、応用魔法もできるようになった。


凄いでしょ?ww


そして今日。やっとなーくんを目覚めさせることが出来る。


ずっと寝たままだから、体がやせ細っている、、



る「いよいよですね!」


こ「失敗しないかな…」


さ「お前らならいけるしょ!がんば!」


ジ「応援しとーよ。」


『……頑張ろ!』



俺らはなーくんを囲んで、今までの練習の成果を出す。



る「行きますよ?せーの!!」



杖を持って、大きな振動に耐えながら呪文を唱える。


ころちゃんの方を見ると汗だくになっていた。


でも、なーくんはびくりともしない。



さ「るぅと!いつもの方じゃないの!」


る「はい!」



るぅとくんはまた何か呪文を唱えると、明るくて眩しい黄色の光を放った。


俺も……!


『Go back to consciousness!! (意識よ戻れ )』


杖からは強い赤の光を放っている。


杖からの強力な魔法で、杖を持つ手が震える。



さ「莉犬!もっと意識しろ!いける! 」


『分かったっ……!』



俺は両手で杖を掴み必死に魔法を掛ける。


その時だ。


『…!!』


なーくんの体がびくりとした。



さ「下がれ!」



さとみくんの指示に従い、俺らはなーくんから離れた。



な「…ん…」


ジ「なーくんっ!!」



ジェルくんが泣きそうな顔をしながらなーくんに駆け寄った。


なーくんは生きてた……、



な「っ…おはよう。ジェルくん。」


ジ「なーくん…!良かった…ホンマに良かった…」


な「そんなに泣かないで?皆もありがとう…」


る「いえ。おかえりなさい。なーくん」


こ「良かった…っ。よかったア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」


な「ちょww ころちゃんどうしたの…w」



なーくん…良かった。


その声と優しい温もりを久々に感じた。


さとみくんもなーくんの方へ行って楽しそうだ。



な「莉犬くん。」


『っ!』



なーくんは大きく手を広げては言った。



な「おいで?」


『〜っ。なーくんっ!!』



俺は飛び込むように、なーくんの腕の中へダイブした。


その瞬間、部屋の窓からまぶしい光が放った。



こ「何!?」


る「皆さん!外が…!」



そう、今まで暗かった世界が変わったのだ。

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作者名: | 作成日時:2020年11月2日 22時

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